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#103

歌の舞台を巡る

とんぼのめがね(額賀誠志作詞 平井康三郎作曲)/ 今も子供たちに愛され歌われている「とんぼのめがね」を作詞したのは、額賀誠志です。額賀は、福島県の広野村、現在の双葉郡広野町の町医者でした。白秋の童謡詩に親しんでいた額賀は詩を書いていましたが、戦時色の濃い昭和12年ころは筆をとっていませんでした。戦争が終わったころ「戦後日本の子供たちは、楽しい夢をのせて歌えなくなった・・・」昭和23年額賀は往診先で子供たちがとんぼと遊んでいる姿を見ます。そこから着想をえて、子供たちが楽しく歌える歌「とんぼのめがね」の詩が誕生しました。作曲は、「山は白金 朝日を浴びて・・・」の歌「スキー」の平井康三郎です。