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#155

都の繁栄は鴨川にあり

今回は俳優の水谷豊さんを特別ゲストに迎え、檀れいさんと共に満喫する京都の旅。舞台は鴨川。都人は1200年もの長きに渡り、鴨川と向き合い、歴史を紡いできました。そんな鴨川には、都の繁栄の秘密が隠されているのです。そこで、鴨川と都の歴史を紐解く旅へ出発。
まずは京都市民の憩いの場所、鴨川デルタで名物の「豆餅」をいただき、さらには飛び石も体験。現代の鴨川を楽しみます。
最初に訪れたのは、平安時代の鴨川と都で暮らす人々との関わりが分かる場所へ。訪れたのは三条大橋のほど近く、鎌倉時代に起源を持つ檀王法林寺。いにしえの時代、「暴れ川」と恐れられた鴨川。ここには、鴨川を鎮めるために願いを込めたと伝わるあるものが受け継がれています。しかもそれは、1年に1度しか御開帳されない厨子の中に。そこに収められた聖なるものの姿に、水谷豊さんも思わず手を合わせます。

次に紐解くのは、戦国時代の都と鴨川の関わり。向かったのは、鴨川から離れた場所にある北野天満宮。そこで知ることができるのは、天下人・豊臣秀吉が都を守るために成し遂げた前代未聞の大土木工事。秀吉の都への思いと驚異の実行力。その全容が明らかに。
続いては、江戸時代に鴨川がもたらした経済革命を紐解きます。訪れたのは木屋町通り。通りに沿って流れるのは、京都の風景に欠かせない高瀬川。この高瀬川と鴨川には意外なつながりがありました。カギを握るのは戦国から江戸時代の豪商・角倉了以。角倉が情熱を注いだ水運革命とは?
江戸時代の物流の発展により、豊かになった都。鴨川のほとりには様々な文化が花開きます。次に訪ねたのは四条大橋のほど近く。300年の歴史を誇る懐石料理の名店へ。二人は、今も続く夏の風物詩「納涼床」の意外な歴史を知ります。つねに鴨川と共にあり、この川を愛してきた都人たちに思いを馳せ、料理を楽しみます。
鴨川を通じ、京都の魅力を再発見する旅。水谷豊さんと檀れいさんの絶妙なコンビネーションにも注目です!

 
【専門家出演者】
●同志社女子大学 教授
天野 太郎 さん