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#32

2023年 この秋行きたい紅葉の名所7選

京都が誇る、数々の名所が紅く染まる季節。今回は番組が厳選した、今年見るべき「紅葉の名所」7つを紹介していきます。さらにその紅葉にまつわる物語を、旅人・中村雅俊さんが紐解きます。
数ある紅葉の名所の中でも屈指の人気を誇る東福寺では、眼下に広がる雲海のような紅葉に出会います。今でこそ見事な紅葉を見せてくれる東福寺ですが、室町時代までは紅葉の名所ではなく、楓の木はなかったと言います。なぜ楓の木が植えられるようになったのか。そこにはある釈迦涅槃図が関わっていました。その意外なきっかけとは?
京都随一の観光地、嵐山を走る嵯峨野トロッコ列車。雅俊さんはカメラのファインダー越しに、嵐山の渓谷美と紅葉が織りなす絶景を楽しみます。そんなトロッコ列車の絶景が生まれたのには、列車を運営する社員の方々や地域の人たちの、この地を愛する想いと努力が。他にも平安貴族が興じた大堰川の舟遊びを体験しながら、平安時代に思いを馳せます。

嵐山と並ぶ紅葉の名所、嵯峨野。大河内山荘庭園や常寂光寺、二尊院の紅葉を紹介しながら、奥嵯峨にひっそりと建つ祇王寺へ。緑の苔庭を覆う鮮やかな「散り紅葉」を堪能しながら、平安時代に隆盛を極めた平清盛に翻弄された二人の女性の悲恋の物語を教えていただきます。
豊臣秀吉が開いた壮大な規模の茶会「北野大茶湯」の舞台で知られる、北野天満宮。その境内には、約350本の木々からなる「もみじ苑」が。そこには秀吉が愛でたというモミジの木が根をおろしていました。
他にも、池の水面に紅葉が映る絶景で人々を楽しませてくれる永観堂や、国宝の舞台を紅葉が覆う清水寺を紹介。
さらにSNS登録者数26万以上、京都の四季を撮り続ける人気カメラマンが、その中でも特に反響が凄かったという紅葉の名所を番組だけに特別に教えてくれます。
有名な紅葉の名所から穴場の紅葉の名所まで、思う存分秋の絶景をお楽しみください。


【専門家出演者】
●写真家
稲田大樹 さん
 
●同志社女子大学 教授
天野太郎 さん

 


 

2023年 この秋行きたい紅葉の名所7選
1200年の歴史を誇る京都には、心躍るような紅葉の名所が数多く存在する。今回は、中村雅俊が今年見るべき「紅葉の名所」7つを紹介しながら、紅葉に秘められた物語を紐解く!

 

1.東福寺 眼下に広がる紅葉の雲海
最初に訪れたのは「東福寺」。境内にかけられた通天橋から、眼下に広がる紅葉の雲海を堪能!

 

<東福寺>
・住所:〒605-0981京都市東山区本町15-778
・電話:075-561-0087
・公式サイト:https://tofukuji.jp/

 

1.東福寺 紅葉は将軍からの褒美
涅槃図を描いた画僧・明兆は、絵の素晴らしさから将軍・足利義持から褒美をもらえることに。境内の桜は修行僧には不必要だと考えた明兆は、褒美として桜の木の伐採を願い出た。桜を切った跡に植えた楓が、現在の京都を代表する名所に!
境内にかかる臥雲橋から、見上げていくような紅葉の絶景を楽しんだ。

 

SNS人気カメラマン厳選 地蔵院
京都生まれの写真家・稲田大樹さんが、反響が大きかった紅葉の名所を紹介!
「竹寺」とも呼ばれる「地蔵院」の参道は、散った紅葉で一面紅色に!

 

<地蔵院>
・住所:〒615-8285 京都府京都市西京区山田北ノ町23
・電話:075‐381‐3417
・公式サイト:https://www.takenotera-jizoin.jp/

 

SNS人気カメラマン厳選 平等院
「平等院」の国宝の鳳凰堂で見られる特別な紅葉は絶景!

 

<平等院>
・住所:〒611-0021京都府宇治市宇治蓮華116
・電話:0774-21-2861
・公式サイト:https://www.byodoin.or.jp/

 

2. 嵯峨野トロッコ列車 車窓の絶景
続いては「トロッコ嵯峨駅」へ。観光列車「嵯峨野トロッコ列車」では、沿線の紅葉を満喫できる。
窓がない特別車両に乗車し、ダイナミックな嵐山の渓谷美と共に紅葉の絶景を堪能!

 

<トロッコ嵯峨駅>
・住所:〒616-8373 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町
・公式サイト:https://www.sagano-kanko.co.jp/saga.php

 

2. 嵯峨野トロッコ列車 絶景誕生の物語
1991年、嵯峨野トロッコ列車の開業当時、沿線は雑草だらけだったという。社員と地域の人たちが自ら雑草を除去して桜や紅葉を植えたことから、この絶景は生まれたのだとか!

 

3.嵐山 平安貴族が愛した舟遊び
平安時代、漢詩・管弦・和歌に秀でた貴族が別々の舟に乗り、紅葉を楽しみながら出来栄えを競ったという。中村も平安貴族が楽しんだ舟遊びを体験!
貴族・藤原公任が舟遊びで詠んだ紅葉の和歌のエピソードについて教えていただいた。このエピソードから、「三船の誉れ」という言葉が生まれたとのこと!

 

嵯峨野で出会える絶景 大河内山荘
「大河内山荘庭園」の高台に登ると、紅葉に染まった嵐山を正面に望むことができる。

 

<大河内山荘庭園>
・住所:〒616-8394京都市右京区嵯峨小倉山田渕山町8
・電話:075-872-2233

 

嵯峨野で出会える絶景 常寂光寺
「常寂光寺」では、およそ200本の紅葉が境内を埋め尽くす!

 

<常寂光寺>
・住所:〒616-8397京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
・電話:075-861-0435
・公式サイト:https://jojakko-ji.or.jp/

 

嵯峨野で出会える絶景 二尊院
「二尊院」の参道では、両側の木々が美しく錦に染まる!

 

<二尊院>
・住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
・電話:075-861-0687
・公式サイト:https://nisonin.jp/

 

4.祇王寺 絶景に秘められた悲恋
次に訪れたのは「祇王寺」。庭を彩る色鮮やかな紅葉や苔庭を覆うような「散り紅葉」を楽しんだ。
「草庵」にて、平清盛に翻弄された二人の女性、祇王と仏御前についてのお話を伺った。二人の関係は良好と言えるものではなかったが、仏壇には祇王と仏御前の像が祀られている。果たして、その理由とは?!

 

<祇王寺>
・住所:〒616-8435 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
・電話:075-861-3574
・公式サイト:https://www.giouji.or.jp/

 

5.北野天満宮 秀吉が愛でた“もみじ”
「北野天満宮」には、豊臣秀吉が愛でたという「三又のもみじ」が現存している。秋の見頃を迎えると、燃えるように真っ赤に色付くのだそう。

 

<北野天満宮>
・住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町
・電話:075-461-0005
・公式サイト:https://kitanotenmangu.or.jp/

 

6.永観堂 3000本が彩る絶景
「永観堂 禅林寺」は、「紅葉の永観堂」と言われるほどの名所!季節が深まれば、境内におよそ3000本ある木々が美しく染まり、歴史ある御堂を包み込む。池のまわりを彩る紅葉が、鏡のような水面に映る様はまさに絶景!

 

<永観堂 禅林寺>
・住所:〒606-8445京都市左京区永観堂町48
・電話:075-761-0007
・公式サイト:http://www.eikando.or.jp/

 

7.清水寺 国宝の舞台を囲む絶景
「清水寺」の象徴である国宝の舞台は、秋のシーズンになると真っ赤に色付いた紅葉に囲まれる!

 

<清水寺>
・住所:〒605-0862 京都市東山区清水1-294
・電話:075-551-1234
・公式サイト:https://www.kiyomizudera.or.jp/

 

SNS人気カメラマン厳選 楊谷寺
「柳谷観音 楊谷寺」の上書院は、晩秋になると一面が赤の世界に!

 

<柳谷観音 楊谷寺>
・住所:〒617-0855 京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
・電話:075-956-0017
・公式サイト:https://yanagidani.jp/

 

SNS人気カメラマン厳選 建仁寺
「建仁寺」の潮音庭は、秋を迎えると美しい赤色に染まる!

 

<建仁寺>
・住所:〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
・電話:075-561-0190
・公式サイト:https://www.kenninji.jp/