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#40

紫式部の素顔
~なぜ源氏物語は生まれたのか~

今、大河ドラマでも注目が集まる歴史的人物「紫式部」。世界最古の長編小説、源氏物語の作者として有名ですが、その人物像はほとんど謎に包まれています、今回は檀れいさんが、紫式部ゆかりの地、京都と滋賀に残る伝承やエピソードを辿りながら、知られざる素顔に迫る旅へ。
旅の始まりは、滋賀県大津市の琵琶湖のほとり。源氏物語と関わりの深い「石山寺」へ。当時、貴族らに人気だったという石山詣。巨大な岩盤の上に建つこの寺には、紫式部が拝んだかもしれない御本尊。さらには紫式部が、当時ヒット中だった源氏物語の、新たな章の着想を得たと伝わる部屋があります。そもそも、紫式部が源氏物語を書き始めたきっかけは?当時30歳前後だったという彼女を襲った悲劇とは?また、石山寺が伝える貴重なお宝も特別に見せて頂けることに。今に伝わる最古の紫式部像。そして、式部が使ったという硯も拝見!

続いて、京都府宇治市の「源氏物語ミュージアム」へ。平安貴族の暮らしを伝える様々な展示や、式部が自らつづった紫式部日記の記述などから、紫式部と藤原道長の本当の関係を探ります。実は道長も、光源氏のモデルの一人!?式部が、中宮である道長の娘の家庭教師に抜擢された理由とは?日記からうかがえるのは、貴族社会で生きる苦悩。清少納言との意外な関係は?
さらに、紫式部の生誕の地とも伝わる紫野エリアへ。産湯の井戸が残る「大徳寺・真珠庵」。作家としての将来に大きな影響を与えたという生い立ち、少女時代のエピソードが。紫野を歩けば、式部ゆかりのスイーツとの出会いが。またこの地には、晩年を過ごしたという場所もありました。紫式部が壮大な源氏物語を通して、本当に伝えたかったこととは?
旅から浮かび上がる、紫式部の人生。ドラマでは描かれない素顔に迫ります。


【専門家出演者】
●十文字学園女子大学名誉教授
赤間恵都子 さん

 


 

紫式部の素顔 なぜ源氏物語は生まれた?
今、大河ドラマで注目されており、古典文学の最高傑作「源氏物語」の作者としても有名な紫式部。しかし、残された記録が少なく実像は謎に包まれている。
今回は、檀れいが京都と滋賀のゆかりの地を巡り、紫式部の知られざる素顔に迫る!

 

源氏物語 ゆかりの石山寺
まず訪れたのは、平安時代に貴族による石山詣が人気だった「石山寺」。本堂の一角に残る「紫式部 源氏の間」を拝見。寺の記録によると、紫式部は源氏物語の着想を得るため7日間参籠し、琵琶湖と月の風景を眺めていたのだとか。
26歳頃、紫式部は20歳ほど年上の藤原宣孝と結婚したという。現在、「廬山寺」が建つ場所に暮らしていたが、結婚3年足らずで宣孝が死去…。夫を亡くした寂しさが、源氏物語執筆のきっかけになったとのこと!
さらに、紫式部にまつわるお宝「紫式部聖像」を拝見。「聖」という文字が付く理由とは?

 

<石山寺>
・住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1
・電話:077-537-0013
・公式サイト:https://www.ishiyamadera.or.jp/

 

<廬山寺>
・住所:〒602-0852 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
・電話:075-231-0355
・公式サイト:https://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/

 

藤原道長との親密な関係
続いては「宇治市源氏物語ミュージアム」へ。館内には平安貴族の暮らしを伝える様々な展示が!光源氏のモデルの内の一人だという、藤原道長と紫式部の関係とは?!
道長の娘・彰子を知的な女性に仕立て上げ、天皇の寵愛を受けて子を授かるようにするという任務を受けていた紫式部。しかし、宮仕えに苦労したそうで、宮中に馴染むためにとった作戦が「紫式部日記」に綴られている。

 

<宇治市源氏物語ミュージアム>
・住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治東内45-26
・電話:0774-39-9300
・URL:https://www.city.uji.kyoto.jp/site/genji/

 

ライバル清少納言への本音
清少納言と紫式部は宮仕えしていた時期が違うため、直接的な接点はないという。しかし、紫式部は日記にて、正反対の性格の清少納言を批判している。果たして、その理由とは?

 

大徳寺 真珠庵 産湯の井戸
次に訪れたのは、通常非公開の「大徳寺 真珠庵」。真珠庵に残る「紫式部 産湯の井戸」を見せていただいた。紫式部が産まれた際、この水が使用されたとのこと。
紫式部は子供の頃から漢文の才能に溢れており、父・藤原為時は「おまえが男だったら」と嘆いたのだとか。結婚前、父に伴い京を離れて越前で地方暮らしをしていたことから、福井県には「紫式部公園」や「紫式部像」が造られている。

 

<大徳寺 真珠庵>
・住所:〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町52
・電話:075-492-4991

 

<紫式部公園/紫式部像>
・住所:〒915-0847 福井県越前市東千福町20-369
・電話:0778-24-5114(たけふ未来LLP)
・URL:https://www.city.echizen.lg.jp/office/070/020/kouen/murasaki.html

 

晩年の面影を伝える寺跡
「京都深村」にて、皮に真珠庵の井戸水を使用している「紫式部どら焼き」を堪能し、紫式部の晩年ゆかりの雲林院跡へ。
平安時代、このあたりに広い境内を持っていた雲林院は、源氏物語など古典文学にもたびたび登場しているという。晩年、紫式部は出家したのか明らかではないが、雲林院で過ごしていたとのこと。
雲林院の近くには「紫式部墓所」も残されている。この旅を通して浮かび上がった紫式部の素顔とは?

 

<京都深村>
・住所:〒603-8213京都府京都市北区紫野下石龍町2-9
・電話:075-755-7528
・公式サイト:https://fukamura.shop/

 

<紫式部墓所>
・住所:〒603-8165 京都府京都市北区紫野西御所田町