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#160

世界遺産の名所 非公開の扉を開ける

京都が誇る世界遺産。その奥には、普段は目にすることの出来ない特別な場所があります。今回は、松本幸四郎さん、中村雅俊さん、小林綾子さんの3人が、京都の世界遺産の中でも選りすぐりの名所を訪ね、通常は非公開とされている扉の奥へ。そこに伝わる知られざる歴史をひも解きます。
松本幸四郎さんが訪ねるのは、京都駅のほど近くに位置する世界遺産「西本願寺」。親鸞(しんらん)聖人ゆかりの寺院として知られ、境内には数多くの国宝建築が残されています。中でも金閣、銀閣と並び「京都三名閣」のひとつに数えられるのが国宝「飛雲閣」。非公開エリアに建つため、外観すら滅多に見ることができない貴重な建物です。今回は特別に、一層から三層まで、すべての空間にカメラが入ります。各層にはそれぞれ、訪れる人を心からもてなす趣向が秘められていました。
続いて、中村雅俊さんが向かうのは徳川家康が築いた「二条城」。国宝・二の丸御殿では、大名や公家が通される「遠侍」、将軍と対面する「大広間」など、徳川の権威を今に伝える空間をめぐります。さらに今回は、二の丸御殿の最も奥、長きにわたり非公開だった将軍専用の部屋へ。テレビ初公開となる白書院「四の間」には、静けさに満ちた落ち着きの空間がありました。
さらに中村さんは国宝の寺とも呼ばれる名刹「醍醐寺」へ。その象徴とも言えるのが、京都最古の木造建築物である国宝・五重塔。平安時代から1000年以上に渡り、この地を見守ってきました。普段は固く閉ざされた扉を今回特別に開いていただき、塔の内部へ。そこには醍醐寺に深く帰依した醍醐天皇への祈りの空間が広がっていました。
小林綾子さんが訪ねるのは、世界遺産「仁和寺」。皇族や公家の僧が代々住職を務めた格式高い門跡寺院です。茶道を嗜む小林さんが向かうのは、天皇が愛した茶室「飛濤亭(ひとうてい)」。一般的な茶室にある「にじり口」がない、特別なしつらえの理由とは。
そしていよいよ、370年もの間、非公開とされてきた秘宝との対面。長く扉の奥に閉ざされていたため、今も驚くほど鮮やかな色彩をとどめる美しい五大明王の姿はまさに必見です。
京都の世界遺産、その奥に眠る特別な扉を開ける旅、是非お楽しみに。