番組表

放送内容

#148

HABひと物語 『贖罪の途中』

福井県坂井市・東尋坊、自殺防止のパトロールで「命の番人」として知られる茂幸雄さん。茂さんが大切に保管している一通の手紙がある。手紙の送り主は、前科2桁の元ヤクザ・神崎忠久さん。神崎さんは2002年に足を洗い、今は福祉施設で働く。子どものころから非行を重ね、自殺を図ったこともある神崎さんだが、その手紙に書かれていたのは「周囲の関わりの重要性」という言葉だった。
神崎さんが罪を重ねて収容された富山刑務所では、塀の中だけで受刑者に向けた放送番組が流れていた。寺の住職がDJを務めるその番組は、今も神崎さんの心に残っているという。出所した後、神崎さんは徐々にそれまでいた世界に嫌気がさしていった。苦労の末、足を洗った神崎さんを採用してくれたのは、タクシー会社。その職場が現在の職に就くきっかけともなり、少しずつ居場所が出来始めた。
支えてくれる周囲の人を裏切ってはいけないという意識から、罪を犯すことはなくなった神崎さん。自分の生き方を振り返り、贖罪の言葉を口にする。
 
【初回放送】北陸朝日放送(HAB):2011年5月27日