昨年の「世界陸上」やり投の覇者・北口榛花（はるか）の国体記録を更新し、
その背中を追いかける櫻井希美（のぞみ）、18歳。
　
櫻井は幼い頃、バレーボールやハンドボールをプレーしていたが
小学4年の時に友人に誘われて地元の陸上クラブに入門。
コーチに勧められたのがきっかけでやり投を始めた。
　
中学校に進学した櫻井は、ようやく才能が開花。
持ち前の肩の柔らかさを活かし、独学でやり投げを猛勉強した父と自主練習に明け暮れ、
中学2年の時にはジュニアオリンピックで入賞するなど好成績を収めた。
　
そして、県内の強豪・済美（せいび）高校に進学。
2022年のとちぎ国体では高校歴代4位、高2歴代最高の57m17を記録。
憧れの北口選手が持つ国体記録を更新し、翌年U20アジア大会でも優勝を飾った。
　
そんな櫻井は現在、高校3年生の寮生活。
同じ部員の仲間たちと“オンオフ”を共にし、パワーを蓄えている。
　
アジアを制し、世界の舞台を夢に
やり投の新星・櫻井希美の原点に迫る！