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#223

古民家改修のプロが新たな挑戦 ドアを開けると別世界の家

渋谷からおよそ40分、神奈川県大和市つきみ野。
 
今回はこの地で築38年のマンションを購入しリモデルされたKさんご夫妻を訪ねます。以前は横浜市に賃貸で暮らしていましたが、理想の住まいを求め出会ったのが、およそ100平米の広さに専用庭がついた現在の住まいでした。
 
元々アンティーク家具がお好きだったお二人。設計を依頼したのは、古民家のリモデルを得意とする建築家でした。
果たして、コンクリートの部屋を日本家屋のテイストにする為に建築家が考えたアイデアとは!?
 
スケルトン後に出てきたコンクリートの箱の中に「木軸もくじく」と呼ばれる、木造の建物の構造体をモチーフにしたものを組み立て、そこに日本家屋の伝統的な建築工法である「真壁しんかべ」を取りいれ、まさにマンションでしか表現できない洋でも和でもない不思議な空間に一新!建築家にとっても新たな挑戦でした。
ワンルームのような空間に、ご夫婦が大好きなアンティーク家具を始め、様々な国のアイテムが似合う部屋は、開放的でありつつも、一人でのんびり過ごしたい時にも居心地のいい場所がある、ほっとできる空間になりました。
 
仕事から帰ってきてドアを開けるとマンションとは思えない別世界が広がる開放的な空間に、「通勤時間は少し長くなったが、明るい気分になれる」と笑顔で話すご主人。「コンクリート」と「木」が見事に調和した素敵なリモデルでした。
 
設計担当:宮田一彦さん/宮田一彦アトリエ
https://m-atelier.jp/

【平面図】

before

after