番組表

放送内容

#114

ANAホールディングス 代表取締役社長 芝田浩二 後編
奄美の離島で自給自足の集落 「自主性」育んだ日々

芝田浩二さんの故郷、奄美群島の加計呂麻島と高校に通った鹿児島市を訪ねます。加計呂麻島は多くを森林が占め、各地の集落は山で遮られています。様々な不便がありましたが、島民は支え合い、自らの力で切り拓くという自主性で乗り越えてきました。母校の薩川小学校の校歌に「七つの海に船出せん」という歌詞があり、「外国へいきたい」との思いを生みます。奄美で中学校を卒業すると、教諭だった父の薦めで親元を離れて鹿児島市の甲南高校へ進み、さらに東京外語大学外国語学部へと「外国」へ近づきます。4年生になる前に2年間休学し、中国語を身につけるために北京の日本大使館で働きます。日本と世界を繋ぐ仕事をしたいとの思いが強まり、国際線へ進出していた全日空へ就職しました。これら、奄美の離島から流れ始めた芝田さんの『源流』をたどります。