放送内容

#63

地元の味を後世に残したい!子育てしながら奮闘する“幻のサツマイモ”農家

今回、工藤は神奈川県平塚市の農家・笹尾美香さんの元に訪問。
笹尾さんは就農5年目。この地で、「かながわブランド」にも登録されている、 伝統野菜のサツマイモ “クリマサリ” を栽培している。
 
クリマサリは限られた土壌でなければ育ちにくく、生産するのが難しいため「幻のさつまいも」と呼ばれている。それでも笹尾さんがクリマサリを育てる理由には、祖母との思い出の味を次世代にも伝えたいという想いがあった!
 
また、笹尾さんは子育てと並行しながら農業に奮闘してきたと言う。そんな一人で農業に励む彼女には、ママ友や先輩農家たちのサポートがあった。
 
番組最後は、クリマサリを使った料理を頂く。さらに笹尾さんの次女・祈里さんが「愛を込めて」作ったという絶品デザートを持って登場。祈里さんは工藤の大ファンだという!憧れの工藤との対面に顔を真っ赤にして大喜び。
さらに娘が母に伝える感謝の言葉に工藤も感動!
 

 


 

FILE63 地元の味を後世に残したい!子育てしながら奮闘する幻のサツマイモ農家
今回、工藤阿須加がやって来たのは神奈川県平塚市。就農5年目のサツマイモ農家・笹尾美香さん(43歳)を訪ねる。3人のお子さんを育てるママさん農家。平塚市内に点在する7ヶ所の畑(合計80a)で、クリマサリを中心に大根やネギなど、およそ30品目の野菜を生産している。

 

幻のサツマイモ「クリマサリ」とは?
ホクホクした食感と上品な甘さが特徴のクリマサリ。美味しさと希少さから、かながわブランドにも登録されている。一般的なサツマイモに比べて収穫量が少なく、限られた土壌でしか栽培するのが難しいため、現在は平塚の一部の地域でしか生産されていない幻のサツマイモなのだそう!

 

子育てをしながら就農 きっかけは?
就農前は幼稚園教諭や事務職で働いていた笹尾さん。東日本大震災や、病気などの経験をして少しずつ気持ちが変わり始めていた。そんな時、神奈川県で開催された「第1回女性農業者研修会」に参加したことをきっかけに、就農を決意!その後、勉強のため農業大学校へ進学した。

 

クリマサリの収穫をお手伝い
茎を切ってつるをよけていき、手で土を崩してサツマイモを探す。クリマサリは折れやすく皮が薄い品種のため、通常の芋ほり機ではなくクリマサリ用の特殊な芋ほり機を使用し、傷つけないよう慎重な作業が必要。今回は、耕運機の入れない畑の端を手掘りでお手伝いする。

 

子育てしながら就農までの経緯
農業大学校で1年間勉強した後、38歳の時に地元の平塚市で就農を果たした。その頃、お子さんたちは思春期真っ只中。どんな反応だったのかを伺った。

 

生産の難しいクリマサリを選んだ理由
平塚の伝統野菜であり、祖母の思い出の味でもあったクリマサリ。その味を残していきたいという思いから育てる決意をした。JAの中にクリマサリを作っている甘藷部会があり、そこに入って栽培方法を勉強しながら農業を営んでいる。

 

師匠から見た笹尾さんとは?
甘藷部会元部会長で、就農当時の笹尾さんの奮闘をよく知る草川誠一さん(71歳)に笹尾さんについて話を伺った。就農1年目から甘藷部会にお世話になり、栽培に迷った時には必ず助けてくれるのだそう。また、クリマサリは苗作りと、その苗を貯蔵するのが非常に難しく、最初の1~2年は不作だった。今では草川さんの指導もあり、年間およそ1.5tを出荷できるようになった!

 

イモのつる外しをお手伝い
イモの付け根からつるを外し、外したつるを1箇所にまとめる。JA湘南ではクリマサリのほとんどが加工用として埼玉県上尾市の大木製菓に出荷され、芋けんぴやサツマイモチップスとして販売されている。
クリマサリの栽培で大変なのは温度管理なのだそう。笹尾さんは踏み込み温床に挑戦したが、最初の頃は温度を一定に保つことが難しく、うまく発芽させることができなかった。就農当時、栽培の難しさに苦悩していた笹尾さんが思いきって取った行動とは!?

 

<彩菓庵おおき>
・住所:〒362-0074 埼玉県上尾市春日2-11-25
・電話:048-777-4598
・公式サイト:https://www.saikaan-ooki.com/

 

子育てと農業を両立する苦悩とは?
就農当時はリズムがつかめず、とても大変だったと語る笹尾さん。農業に加えて子育てと、多忙な毎日を支えてくれるパートナーの存在が!ママ友のひろみさん(48歳)は、パートとして週2回、笹尾さんの畑で働き農作業を行うほか、野菜のパッケージのデザインも手掛けている。ひろみさんから見た、笹尾さんの印象について伺った。

 

こだわりの詰まった土づくり
湘南はるみ米のもみ殻をもみ殻堆肥として活用するほか、地元の養豚場からもらった豚ぷんを入れるなど、こだわりの土づくりを行っている。地元の物を使って土づくりをすることで、地元農家が循環していくような形を理想としているのだそう。

 

クリマサリを使った料理を堪能
希少なクリマサリを使った料理をいただくことに!絶品の味に、思わず実家を思い出す工藤。また、工藤の大ファンだという、次女の祈里さん(16歳)が作ったスイートポテトも堪能!

 

<今回いただいた料理>
・クリマサリと玉ねぎの味噌汁
・クリマサリの素揚げ
・クリマサリのスイートポテト

 

子育てと農業を両立して5年 思うことは?
笹尾さんが今の思いを語った。