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今回は、神奈川県小田原市で女性ひとりで就農した槇紗加さんのもとへ。
槇さんが栽培するのはグリーンレモン。実が、まだ緑色のうちに収穫するレモンで、黄色いレモンに比べて香りが強く爽やかな酸味があるのが特徴。
槇さんは、就農1年目で25歳というレモンのようにフレッシュな農業女子。
就農を決意したのは大学4年の卒業間近だったという。一般企業に勤めるため、普通に就職活動し数社から内定をもらっていたにも関わらず、すべてを辞退。本当に自分がやりたいことを探し「農業」と出会う。
すぐに行動を起こし、農業体験で出会った師匠の元に弟子入りし、2年間の農業修行を始める。そのパワフルな行動力に工藤も脱帽!しかし、農業を始めたことは両親には内緒にしていた槇さん。それを知った時のご両親の反応は?
最後は、爽やかなレモンスカッシュに、小田原産アジのレモン締めなど、グリーンレモンを使った絶品料理を堪能します!
FILE62 すべての内定を断って就農!目指すは農業アイドル!?
今回、工藤阿須加がやって来たのは神奈川県小田原市。就農1年目のグリーンレモン農家・槇紗加さん(25歳)を訪ねる。3つの畑(合計55a)で、グリーンレモンを始めとする約10種類の柑橘類を栽培している。グリーンレモンとレモンの違いは、10~12月頃、緑色のまま実が大きくなり熟した状態をグリーンレモン、その後、徐々に色付いて1月頃に黄色くなったものをレモンと呼ぶのだそう。
グリーンレモンの収穫をお手伝い
グリーンレモンを握って大きさを確認し、実の少し上の枝を切ってから、実のギリギリで余分な枝を切る。採れたてのグリーンレモンを試食した工藤は「爽やかな甘さですよ!美味しいですね」と驚いた。
若くして就農したきっかけは?
大学生の頃、数社から内定をもらい、人材紹介の会社でインターンとして働き始めた槇さん。しかし、内定を辞退して、自分がやりたいことを模索していた大学4年の夏、農業に興味を持つきっかけとなる巡り合いが!?農家と消費者を結ぶ通販サイト運営会社で働き始め、いろいろな農業を知り、自分自身が農家になることを決意!その後、農業体験に行った矢郷史郎さん(44歳)の農園で、研修生として2年間学び、2023年に新規就農を果たした。
師匠・矢郷さんの想いとは?
槇さんの師匠・矢郷さんの元へ。矢郷さんは、3つの畑(合計70a)で果樹を栽培している。槇さんの印象や働きぶりについて伺った。また、研修終盤に起きた、周囲を驚かせる出来事とは!?矢郷さんが農業に対する想いと就農のきっかけについて語った。
目指して欲しい新たな農家像
矢郷さんが、槇さんに「農業アイドル」を提案した。畑の管理はファンを連れてきて一気に作業を進めるなど、新しい農業の形になると語った。槇さんは「歌って踊るとかは嫌ですけど、ファンの方と一緒に楽しむのは良さそう」と述べた。
畑の肥料撒きをお手伝い
大豆や魚粉など有機物が混ざっている肥料を、木の周りに薄めに一周撒いていく。そうすることで、土の中の微生物が活性化して良い土になるのだそう。
就農1年目の苦労とは?
まだ農業だけでは生計を立てられず、酒造やマーケティングの副業を続けている。ひとりで就農して不安なことを伺うと、心の支えになっている場所へ案内してくれた。
女性ひとりで頑張る槇さんの心のより所
古民家シェアハウスのオーナー・菅田悠介さん(28歳)は、第一次産業を支援する活動をしており、その活動拠点としてシェアハウスを運営している。全部で5部屋あり、大学生や猟師など4人が入居している。槇さんも短期住人として住んでいたが、今でも週に1度は通っているのだそう。農業の道へ導いた菅田さんの想いについて伺った。
グリーンレモンの料理を試食
槇さんお手製のグリーンレモンを使った料理を堪能!
小田原産アジのレモン締めを食べた工藤は「酢が苦手な人でも全然気にならず食べられますね」と絶賛!また、ミニトマトの出汁レモン漬けは、仕上げにグリーンレモンの皮をすり下ろして入れることで香りも楽しめる。
<今回いただいた料理>
・レモンスカッシュ
・小田原産アジのレモン締め
・ミニトマトの出汁レモン漬け
就農1年目で感じる農業の魅力
槇さんが農業の魅力について語った。