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放送内容

#67

農業が繋ぐ家族の絆! 花いっぱいのうるおい生活

今回は、神奈川県伊勢原市の農家・棚橋蘭さんのもとへ。
現在、就農7年目。祖父の代から家族で農家を営んできた。
蘭さんが栽培するのは「エディブルフラワー」という食べられる花。
刺身に添えられる食用菊が代表的だが、その他にバラ・桜・ひまわりなども利用されている。
 
一家が花の栽培を始めたのは、約40年前に父・重治さんが園芸を学びにオランダへ行ったことがきっかけ。「花の王国」とも言われるオランダで、エディブルフラワーを知った。
蘭さんも、自身の名前の由来であるオランダに勉強に行き、農業の道に進むことを決意。
今では蘭さん含め4人の兄弟が、繫忙期になると集結して農作業を行う。
 
エディブルフラワーは食用のため、農薬の使用制限など観賞用の花よりも栽培に手間がかかる。工藤は、ベゴニアの手入れ、パンジーの苗の植え付け、マリーゴールドの収穫作業をお手伝い。最後は、エディブルフラワーで彩られたサラダや押し寿司など、目と舌で料理を楽しむ。
 

 


 

FILE67 農業が繋ぐ家族の絆 花いっぱい うるおい生活
今回、工藤阿須加がやって来たのは神奈川県伊勢原市。就農7年目の花農家・棚橋蘭さん(39歳)を訪ねる。夫と2人の娘さんと暮らす4人家族。棚橋さんは3棟のハウス(30a)で、食用の花「エディブルフラワー」を栽培し、約6haの農地でお米を栽培している。

 

さっそくハウスの中へ
エディブルフラワーは日本では食用菊が代表的だが、バラ・パンジー・ひまわり・桜なども使用されている。春から秋に開花する園芸で人気の花「ベゴニア(赤)」を試食した工藤は、酸味とシャキシャキとした歯応えに驚愕!

 

エディブルフラワーの手入れ作業をお手伝い
茎を折らないように花殻(枯れた花)を取り除く作業をお手伝い。花殻を除去することで、通気性を良くして病気を防ぐ。棚橋さんは病気に対して自然由来の薬を使用している。

 

エディブルフラワーに導いたオランダ研修
自分の名前「蘭」の由来になったオランダに興味が湧き、父と同様にオランダで農業研修を受けた棚橋さん。日本では考えられないスケールの農業は衝撃的だったという。帰国後、生花店や農業高校の講師などの仕事に就き、2015年に結婚。出産を機に、実家の農園を継ぐことを決意した。

 

家族総出で稲刈りする田んぼへ
棚橋さんのきょうだい達に田んぼへ案内していただく。農薬を使わずアヒルが食べることで害虫駆除や除草を行うアヒル農法を行っているが、穂を食べてしまうため収穫期はアヒルを引き上げるのだそう。
今では家族がさらに増えたことで、農地拡大を計画しているとのこと!

 

植え付け作業をお手伝い
秋から春に咲く寒さに強い花「ビオラ」の苗の植え付け作業をお手伝い。棒を土に刺して穴を開けて苗を植える。
父・加藤重治さんに、農業研修の場にオランダを選んだ理由と食用の花を選んだ理由を伺った。最初は食べるためではなく、農薬を極力減らした栽培方法を参考にしていたという。そこから出荷を決めたきっかけとは!?
父・加藤重治さんが棚橋さんへの想いを語った。

 

収穫作業をお手伝い
種類によって春から冬にかけて咲くキク科の花「マリーゴールド」の収穫をお手伝い。収穫方法は意外と簡単で、花首を折って採るとのこと。
マリーゴールドにとって2023年は苦難の年で、夏が暑すぎて一部が枯れてしまったという…。今まで一番苦労したことについて伺った。

 

目と舌で楽しむ!フラワー料理
エディブルフラワーを使った華やかな料理を堪能!

 

<今回いただいた料理>
・フラワーサラダ~酸味のあるベゴニアを添えて~
・フラワー押し寿司~加藤家のお米で作った~
・アヒルの燻製ロースト

 

加藤花園を継ぐ 蘭さんの展望は?
棚橋さんが今後の目標を語った。