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#1912

番組放送開始40周年を祝う フォードGT40とフェラーリF40

1984年に産声を上げたカーフラフィックTV。月刊自動車雑誌からスピンアウトしたテレビ番組は、日本初の試みだった。ペーパーメディアでは伝えきれない自動車の走る姿やサウンドを伝える。今でいうメディアミックスの先駆けと言える存在だった。つまり2024年はCGTV放送開始から40周年の節目に当たるメモリアルイヤー。記念すべきこの年は、年間を通じ、視聴者の皆さんに恩返しする1年と捉え、我々はこれまで以上にフルスイングして期待に応えるつもりでいる。これからお見せする番組のタイトル映像も一新。組み合わされるドラマチックなオペラは番組MCを長く務める松任谷正隆さん作曲のオリジナル曲である。装いを新たにしても、番組のスピリットは変えるつもりがない。これからも自動車の魅力、歴史、哲学、そして背景にあるストーリーを掘り下げ、発信していくことを約束する。
新年が明けたその初回は40という数字にこだわることにした。フォードGT40と、フェラーリF40の2台である。ともに自動車の伝説、神話として今も語り継がれるスポーツカー。いずれもスピードへの憧れ、ドライビングの熱狂を突き詰めた手強いマシーンである。現代と異なり危険と隣り合わせ。だからこそ手なずけたいと強く願わずにいられない、アメリカとイタリアの美しくも獰猛なモンスターがまず登場。同じ日サイクルスポーツセンターに集った戦前のグランプリカー、ブガッティ・タイプ35とスポーツEVのプロトタイプ、エイムEVスポーツゼロワンは次回登場し、40周年記念イヤーをスタートさせる。

 


 

#1912 番組放送開始40周年を祝う フォードGT40とフェラーリF40
今回は松任谷正隆と、CG代表・加藤哲也氏が2台のスポーツカーに試乗する。
1984年に産声を上げたカーグラフィックTV。月刊自動車雑誌からスピンアウトしたテレビ番組は日本初の試みで、今でいうメディアミックスの先駆けの存在であった。
つまり、2024年はCGTV放送開始から40周年の節目にあたるメモリアルイヤー。新年明けた初回は「40」という数字にこだわり、フォードGT40とフェラーリF40を紹介する。
共に自動車の伝説・神話として今も語り継がれるスポーツカーで、スピードへの憧れ、ドライビングの熱狂を突き詰めた手強いマシーンである。

 

フォードGT40 Mk-1
当時としては先進的だったモノコックシャシーを採用。4.7リッターOHVという典型的なアメリカンV8をミドシップし、グラマラスなグラスファイバー製ボディを被せられている。

 

試乗した松任谷は「クラッチは想像通りの重さ。アナログのメーターが並ぶのが良い、良い物に乗れたなぁ」と大満足!
CG代表・加藤氏は「昔のレーシングマシーンって結構寝てたんだなってわかる。着座位置とAピラーの位置関係は凄く良い。考えられてますね、やっぱり。これは凄い!」と絶賛!

 

フェラーリF40
フェラーリF40はコンベンショナルで、シンプル極まりないミドエンジン後輪駆動レイアウトとなっている。しかし、コクピット背後に積まれるオールアルミ90度V8ツインターボユニットは、478馬力という大出力を絞り出していた。

 

公式サイト:https://www.ferrari.com/ja-JP/auto/f40

 

試乗した松任谷は「走り始めると軽いけどリアル。古さを感じるというより、違うベクトルの物に乗ってる感じ」と述べた。
CG代表・加藤氏は「今まで乗ったF40で一番乗りやすいかもしれない。抜き身の真剣を操ってるみたいな感じ」との感想。

 

試乗後の感想
本日試乗した車の魅力について、松任谷が語った。
松任谷はフォードGT40について「フェラーリのうたうようなエンジン音に対して、唸るような機械音が頭に残って離れません」、フェラーリF40について「このF40はエンツォ最後の輝きが宿る特別なフェラーリ、一つのチャプターを締めくくる最後のフェラーリ」と述べた。