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#159

鶴田能史 tenbo ファッションデザイナー

世界5大ファッションショーの一つ東京コレクション。
3年前、このショーに初めて参加した鶴田は、日本で初めて、障がい者モデルを起用し、世界中から称賛を浴びる。
通常、パンツのお尻にある縫い目をなくし、車椅子での床ずれを防ぐ工夫をした。
さらに、ボタンはマグネット式に。ポケットも実用性を考慮し、膝に付けた。
また点字をデザインに取り入れるなど鶴田の服は、機能性だけでなく優しさにも溢れている。
一人でも多くの子どもが、笑顔になれればとキッズブランドを立ち上げ、ショーなどのモデルも、病気や障がいを抱える子どもたちが参加できるようにと、一般公募に拘わっている。ファッションを通じ、平和で差別のない社会を目指す。

つるた たかふみ

1981年千葉県君津市生まれ。文化服装学院デザイン専攻を卒業。(株)ヒロココシノに入社。コシノヒロコに師事する。2015年1月テンボデザイン事務所を設立。3月には、東京コレクションに初参加。障がい者のモデルを起用する。10月の東京コレクションでは、平和へのメッセージを発表し、国内外で注目された。