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#228

大越隆行 TAAS株式会社 代表取締役兼CEO

時間もコストもかかる機密文書の処理。大越は、これを無料で行うサービスを始めた。
専用の回収ボックスを設置して文書回収し、専門業者へ委託・処理し、紙へ再生資源化している。
特徴は、回収ボックスを広告メディア化したこと。全ての費用が広告出稿料で賄えるので、ユーザーは無料で使えるのだ。そのため利用する企業では、例えば従業員2,000人以上の場合、年間およそ432万円のコスト削減ができる。
さらに、ボックスの端末は情報更新ができるのも強み。例えばランチ・コーヒーの購入、備品の受発注、そしてタクシーの手配まで、将来的に操作項目を追加すれば、いくつものオフィス業務がe-Pod Digitalの中で完結できるようになるという。
そして、目指すは欧米諸国への進出。機密文書処理に料金を払う文化が根付く国にこそ、チャンスはある。今、ものにあふれている世の中だからこそできるアイデアが必ず存在しており、それを一つでも多く気づいて、アグレッシブに攻める先にビジネスのチャンスはあると語る。

おおごし たかゆき

1985年生まれ、神奈川県横浜市出身。関東学院大学卒業後、人材系ベンチャー企業groovesに入社。営業としてキャリアを積む。2010年にアマゾンジャパン合同会社へ入社後、26歳の若さで当時世界最年少で事業責任者に就任。新規事業の立ち上げも経験し、年商18億円から年商55億円へと成長させる。2015年、さらなるキャリアアップを求め、ランサーズ株式会社に入社。Lancers Philippinesを創業・取締役も務め、海外事業展開の経験も持ち、大きく事業へ貢献。2016年9月、自身で「TAAS(ターズ)」を創業。2018年5月、KDDI∞Labo 第12期採択企業。2019年4月、みずほ銀行「Mizuho Innovation Award 2019」受賞。