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テレビ局らしく、エンターテインメントにして届けていく。BS朝日の、新しい挑戦です。
日本の舞台や演劇などの興行市場には、約3000億円分の空席が発生しているという。それは全公演の1/4にもなる。チケット争奪戦になる人気公演ばかりが注目されるが、多くは土日を除く公演には空席があり、その解消に興行主は頭を悩ましているのが現実だ。一方で、舞台や演劇に興味はあるが、チケット代は高いし、公演数も多くて何を観ていいのかわからないという潜在客も多い。その両者をつなげるサービス、『チケットのサブスク』を
生み出したのが栗林だ。
サブスクの会員は、好きなジャンルなどを登録すると、月7900円でセレクトされた公演を自身の予定に合わせて、1回見に行くことができる。オプションで追加購入することも可能だし、美術館などの展覧会を選ぶプランもあるという。興行主は、集客が低調でも価格を下げて販売することはできないが、recriのようなサブスクと契約することで、空席を埋めることが可能になるという三方良しのシステムである。
栗林は、recri会員の観劇の感想などのデータを詳細に収集している。これまで制作者の思い主体で作られてきた日本の興行だが、本当にユーザーに求められているもの、ヒットが望める作品づくりをサポートできると考えているからだ。ゆくゆくは自社オリジナルの興行を実現できればと思っている。
くりばやし りょう
大手広告代理店に勤め、2020年から首相官邸のクリエイティブ・ディレクターも務めた。
アーティストや数多くの制作者(興行主)との関わりが強くなっていく中で、エンタメ業界の課題を痛感。古くからの慣習が数多く残るが、同時に多くの可能性も残っていると、大学時代の仲間と起業。