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#534

田中千恵子 一般社団法人ツーリストシップ 代表理事

 

田中が考えたのは「ツーリストシップ」という新しい言葉。
「スポーツマンシップ」がスポーツに関わる全ての人が目指すべき精神を表すように、「ツーリストシップ」は、旅先に配慮したり、貢献しながら、交流を楽しむ姿勢や行動を指す。
その普及を目指し、取り組んでいるのが「旅先クイズ会」。観光名所に仮設ブースを作り、訪れた旅行客を相手にその場所の歴史や文化を簡単な○×クイズで出題。最後にツーリストシップの意義を伝える。これまでに全国15ヵ所、2万人以上の観光客が参加した。
この動きに企業や自治体も大注目。観光客対策に困っていた京都市の交通局とは、連携してツーリストシップやマナーを伝えるバス車内ポスターを制作し、効果を上げている。
オーバーツーリズム対策が世界的な課題となっている今、田中が目指す未来とは?

たなか ちえこ

 
1998年千葉生まれ。
2019年京都大学在学中に、一般社団法人CHIE-NO-WA(後のツーリストシップ)創設、代表を務める。一般社団法人ツーリストシップを運営し、ツーリストシップの普及に邁進している。2023年のInternational Youth DayでDTTT社が選ぶ世界の若者9人のうち日本人で唯一選ばれた。同年、同志社大学で25歳の若さで嘱託講師となりツーリストシップの授業を行う。著書に「ツーリストシップで、旅先で好かれる人になってみませんか」。