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#567

永野健太 株式会社ジーバー 代表取締役社長

 

もし、日本の高齢社会が「世界のロールモデル」になるとしたら――。その挑戦を続けているのが、永野
健太だ。2022年11月、宮城県仙台市で始まった「ジーバーFOOD」。店を動かすのは、厨房も接客も、仕
込みも運営も、すべて60歳以上のシニアたちである。
 
年齢を重ねることが、不安や負担として語られがちなこの国で、永野は別の答えを出した。“シニアの力
を活かす”という発想だ。シニアたちがチームを組み、長年の経験を生かして地域に食を届ける。利益は
分かち合い、永野は裏方に回る。支えられる側ではなく、支える側へ――それがこの仕組みの核心だ。
 
2025年3月から全国企業と連携し、全国1889市区町村を対象に展開。2026年1月時点で、宮城を含む
累計56地域とパートナー契約を結んでいる。
 
SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」。その言葉を、高齢者にも本気で当てはめる。高齢社会は、まだ大
きな可能性を秘めている。永野とシニアたちの挑戦を追った。

ながの けんた

 
1989年北海道恵庭市生まれ。立命館大学で硬式野球部に所属。卒業後、住宅業界で営業に従事し全国1
位の成績を収めるも退職。プロ野球を目指して再挑戦するが断念。その後、不動産会社を設立。2020年
に第二創業を決意し、2022年仙台でシニアが主役の食事業「ジーバーFOOD」を開始。現在はシニアの「お
しごと」創出に取り組む。