放送内容

#48

木下サーカス株式会社 社長 木下唯志

1902年に旗揚げされた木下サーカス。猛獣ショーやイリュージョンをはじめ、アクロバティックで洗練された数々の技は、長年世界中の人々を魅了。浮き沈みの激しいショービジネスで、年間120万~130万の観客動員数をキープしてきた。一座を率いるのは、四代目社長・木下唯志(73)。
明治大学剣道部で鍛えられた木下は、1974年、家業である木下サーカスに入社。1991年に社長に就任すると、その根性と才覚をいかんなく発揮。一時は廃業通告もされていた会社を立て直し、10億あったという負債をわずか10年で完済した。
コロナ禍で公演ができず経営難に際しても、「団員は家族」という信念で、解雇・退職者を一人も出さなかった。
昨年120周年を迎えた木下サーカス。その歴史を守り続けるべく奮闘する男の日常に迫った。