番組表

放送内容

#121

鞍職人/ソメスサドル 武田英輝

GINZASIXをはじめ全国に店舗を構え、財布やバッグなど多彩な革製品を手がけるソメスサドルは、創業以来、世界のトップジョッキーの鞍を作る国内で唯一の馬具メーカーだ。
人が馬に乗るときの接点となる鞍は、「革」に安全の「安」と書く。まさしく、騎手が命を預ける馬具だからこそ、絶対的な安全性と耐久性が求められる。
現在ではJRA所属の約7〜8割もの騎手が選ぶソメスサドルの鞍。熟練の匠たちの中でも、責任者を担うのが、職人歴30年を超える鞍職人・武田英輝(57)。
素材の選定から縫製、仕上げまで一切妥協を許さず、武田が生み出す鞍は国内外のジョッキーから厚い信頼を得てきた。
世界最高峰のレース・凱旋門賞の優勝馬の鞍にも使われ、今ソメスサドルの鞍は世界も認める馬具へと躍進している。
武田の鞍を愛用する武豊騎手も「絶対にしっかりとしたものを作ってくれているという思いがないと使えない」と語るほどの信頼を寄せている。ソメスサドル60周年の節目には武田と共にオリジナル鞍を開発した。
番組では、武田の仕事に密着。世界が認める鞍を作り続ける職人の夢と情熱に迫る。