番組表

放送内容

#126

バスケットボール選手/起業家 馬瓜エブリン

女子バスケットボールの第一線で活躍し、2021年の東京オリンピックでは銀メダル獲得に貢献した馬瓜エブリン。
そんな彼女は翌年、自身のSNSに「人生の夏休み」と題して、1年間の休養に入ることを公表した。トップ選手の突然の発表に、周囲は大きな驚きをもって受け止めた。
この休養期間、エブリンはビジネスを基礎から学ぶ時間に充てた。「バスケットボールの価値を、コートの外側からも高めたい」という思いから、経営や企画、事業運営を徹底的に学んだのだ。
翌年、選手として復帰すると、スタートアップ企業の代表としても活動を本格化。選手とファンをつなぐ配信プラットフォーム「ファントランス」の開発・運営、3人制バスケットボール「3×3」の大会運営など、競技の普及・発展を目的とした事業を自ら率いている。
 
ガーナ出身の両親のもと愛知県に生まれたエブリン。名門・桜花学園高校を経て2014年にWリーグ入りした。30歳になった今シーズンからは強豪「ENEOSサンフラワーズ」へ移籍し、開幕戦では17得点を挙げるなど、新天地でも存在感を示している。
 
「バスケットボールに助けられて、自分の人生がある」と語るエブリン。
“人生の夏休み”を経て、競技とビジネスの双方からバスケットボール界の未来をつくろうとする彼女の歩みに迫る。