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#64

「修二会」

3月初旬、奈良・東大寺で修二会が行われました。天下泰平や五穀豊穣を祈る修二会は、奈良時代から1260年以上、一度も途絶えたことがありません。修二会のシンボルであるお松明は、行をする僧侶が二月堂に上がる際の道灯りです。お松明の支柱の大きな真竹は、地域の有志たちが東大寺まで竹を運んで寄進したもの。お松明の火の粉を浴びると健康や幸せになると信じられており、今年も多くの参拝者が集いました。