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#122

歴史を刻む 都の地下探検

先人たちが1200年以上の時代を超えて築いてきた京都の街並み。しかし、普段は見えない場所・地下にも、様々な歴史や文化が息づいています。今回は内藤剛志さんが、都の地下を巡る旅へ。
まずは、「京都を護る」地下を目指し、日本一短いケーブルカーに乗り、長い階段を経て、鞍馬山の中腹に位置する「鞍馬寺」へ。本堂「本殿金堂」に祀られているのは、秘仏とされ、三尊一体で「尊天」と称される本尊。その本堂の真下に地下があると言います。「宝殿」と呼ばれる空間。そこに足を踏み入れると…待っていたのは、神秘的な世界。綺麗に並べられた1万個以上の壺。その中に入っている物とは?
続いては、「京都を作った一族」にまつわる地下を目指し、太秦地区の住宅地の中に建つ「伯清稲荷神社」へ。社務所の中にある階段、それは古代、日本に根を下ろした渡来人「秦氏」が眠る墓への開口部。石室の奥に祀られている神様と秦氏の関わりとは?

続いて向かったのは、祇園にあるチョコレートショップ。そこに若者に大人気の地下があると言います。暗証番号を手に入れ、秘密の階段を下ると、そこには絶品スイーツを堪能できる空間が…。そして内藤さんが、京都の地下にまつわる青春の秘話も明かしてくれます。
旅の最後は、めったに入ることの出来ない巨大地下施設「いろは呑龍トンネル」に潜入。かつてこの地に長岡京が置かれたものの、わずか10年で都が平安京に移されたのは、水害が多く、治水が困難だったため。時代を超え繰り返された浸水被害から街を守るべく建設されました。4キロ続くトンネルに広がる驚きの光景とは?
地下に都の意外な歴史あり!ワクワクする探検です!