番組表

放送内容

#131

娘の命の価値~司法に翻弄された遺族

2009年10月、千葉県松戸市のマンションから出火。兵庫県稲美町出身で千葉大学4年の荻野友花里さん(当時21)が、焼け跡から変わり果てた姿で見つかった。その後、強盗殺人容疑で逮捕された竪山辰美被告(現在は受刑者)は、1審の千葉地裁の裁判員裁判で死刑判決を言い渡される。しかし、2審の東京高裁は「被害者が1人で計画性がなく、死刑選択は誤りだ」として、裁判員裁判の死刑判決を破棄し竪山被告を無期懲役に。
そして2015年2月、最高裁で無期懲役判決が確定した。「なぜ裁判所は市民の判断を尊重しないのか」。友花里さんの父・卓さんと母・美奈子さんは裁判員制度のあり方に疑問を投げかけるとともに、制度の見直しを求め全国で講演活動をしている。
 
【初回放送】サンテレビ放送:2015年11月29日