番組表

放送内容

#43

日本の涼しかった夏 後編

ゲスト:伊集院光
 
前回に引き続き、自他ともに認める暑がりの伊集院光さんとともに、今では考えられない「涼しかった日本の夏」をテーマに雑誌をたどります。 1980年代、人々の間では「夏は暑くなければ夏ではない」という感覚が強く、涼しい方が良いと考える人はわずか11%程度でした。冷夏が多かったことがうかがえる中、1993年には深刻な冷夏が発生し、「平成の米騒動」が起こります「輸入されたタイ米」や「国民が頼ったヤミ米」、そしてこれをきっかけに始まった「備蓄米制度」など、次々と起こる影響について伊集院さんが社会的な問題意識を語ります。そもそも冷夏は何によって起こるのか。「ラニーニャ現象」や「偏西風の蛇行」、さらに「北極海の氷が溶けること自体が地球の異常気象を加速させている」という見解もあります。 涼しかったとはいえ、暑い夏ももちろんありました。大正時代の古い雑誌には「避暑」という言葉が登場します。戦前・戦後、そして現在の伊集院さんの納涼法まで、時代の移り変わりが感じられる話も聞き応え満載です。お楽しみに!