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放送内容

持続可能な漁業 江戸前漁師 大野和彦さん
「国際セラピードッグ協会代表」大木トオルさん

持続可能な漁業 江戸前漁師 大野和彦さん

江戸前のサカナ、皆さんは何がお好きですか?
これからの季節は、キスやアナゴが美味しい季節ですよね。
今回は江戸前=東京湾で「持続可能な漁業」に取り組む漁師さんが登場します。

 

漁師の大野和彦さん
3代続く漁師の家系 「良い漁師とは、少なく獲ってそれを稼ぎにするのがうまいやつ」
そう祖父から教えられて育ったそうです。

訪ねるのは、半藤航平さん。日大法学部4年生。
アウトドアが好きで、魚釣りもよくするので、生き物やそれを取り巻く環境に興味があるそうです。

大野さんに会うために、千葉県船橋の港に向かいます。
漁は通常20時から7時くらいで行われるため、午前中に待ち合わせ。
漁の様子を映像で見せてもらいながら話を聞きます。

驚いたのは魚を獲るばかりではなく細かく海に放していること。
独自の基準を設け、25cmに満たない大きさの魚は海へ返すことにしているのだそう。
また産卵期、卵をもった魚もリリース。
獲ることと同じくらい獲らないことを大事にしている漁なんです。

大野「たくさん獲ると、市場に魚が余って1匹1匹の価値が下がる。    
そうなると“安いからたくさん獲らないとやっていけない”の悪循環」

実際、東京湾は漁獲量が年々減少。30年で3分の1以下になってしまっているといいます。
たくさん獲る代わりに、より美味しい魚を提供すルために知恵を絞ったり、獲った魚を無駄にしない仕組みを作ったり。
こうした努力の末、開催予定だった今年の東京オリンピックに大野さんの魚が提供されることも決まっていたんだとか。

「江戸前の漁業が次世代も続くように」大野さんが始めたSDGsぜひご覧下さい。
 
漁魂 大傳丸 
電話番号 047-437-1450
ホームページhttp://www.daidenmaru.com/

 


 

「国際セラピードッグ協会代表」大木トオルさん

突然ですが、あなたは犬派ですか?猫派ですか?
どちらが好きにせよ、飼い主に忠実で献身的なことでは犬に軍配があがるのは間違いないところ。
今日はそんな犬たちに惚れ込み活動されている方が登場します。

 

大木トオルさん
大木さん、世界的に有名なミュージシャンでもあります。
ブルースバンドを率いてアメリカで活躍。「スタンドバイミー」で知られるB・E・キングとデュオを組んでいたことも。
元々犬好きだった大木さんがアメリカで出会ったのが「セラピードッグ」の存在。

セラピードッグとは高齢者や病気の治療を必要とする患者さんの体や精神の機能回復を補助する犬たちのこと。

犬とアイコンタクトする、寄り添って一緒に歩く。
そうすることで記憶を取り戻したり、動かなかった手や足が動くようになる人もいるのだとか。犬には人の健康を改善する力があるんですね。

訪ねるのは石井萌々果さん。
トイプードルを飼って3年目。犬を飼ってから、捨てられた犬を守る保護犬の問題などに興味を持っているんだそう。

協会を訪れた石井さん、訓練の様子など見学させてもらいます。
どんな状況の人にも寄り添って歩けるための訓練。忍耐力がかなり必要そう。

人の健康と福祉に貢献してくれる犬たち、
実はこのセラピードッグを養成する活動は犬たちを救う取り組みでもありました。
訓練される犬の多くは捨てられて殺処分直前のところを救われてきているのです。

人と犬たちがより幸せに暮らす世界を実現するためにはどうしたら良いのか?
大木さんの挑戦するSDGsぜひご覧下さい。