放送内容

#109

都会っ子たちが自然豊かな山村に単身留学
「かじかの里学園」村上学園長/
気軽に行ける“街の保健室”を目指して
若者たちの悩み相談窓口「SODA」内野敬さん

都会っ子たちが自然豊かな山村に単身留学
「かじかの里学園」村上学園長

小中学生が親元を離れ自然豊かな農村漁村に移り住み、地元の小中学校に通学しながら
休日は自然の中でさまざまな体験活動を行う。自治体と民間が協力して現在21道府県、
63の地域で行われている「山村留学」。今回の主人公は群馬県南部、総面積の98パーセントが森林、人口約1000人ほどの上野村で留学してくる子どもたちを受け入れている方。

 

かじかの里学園 村上学園長

親元を離れテレビ、ゲームは禁止。ケータイ電話も持たない。朝6時起床から9時就寝まで集団生活。ご飯を作ったり、洗濯をしたりも自分たちで。都会っ子は辛くないの?と思いきや、「家ではできなかった料理が身についた」「暗いから星も綺麗、動物にも会える」とこどもたちは田舎暮らしを大満喫!地域にとっても村の子が3人しかいなかった学校に留学生が7名、活気が生む原動力になっています。
質の良い教育と地域活性を生み出す「こどもが楽しむ田舎暮らし」に密着しました。

問い合わせ先
かじかの里学園
http://kajikanosato.jp

 


 

気軽に行ける“街の保健室”を目指して
若者たちの悩み相談窓口「SODA」内野敬さん

東京・足立区北千住駅から徒歩5分。路地裏にある古民家をリノベーションした空間に3年前オープンしたのが若者限定の悩み相談窓口「SODA」。15歳から25歳までの若い世代を対象に、気分が落ち込む、学校や仕事に行くのが辛いなど、困っていることをなんでも相談できる場所です。すでに1000人以上の若者たちが利用しているそう。

 

この場所を作ったのが今回の主人公・内野敬さん。

精神科医でもある内野さん。受診に来た患者さんはすでに症状が重く、生活場面でも深刻な状況になっている方が多いことに気づき、もっと前の段階で救いたいと思うようになりました。そんなとき知ったのが、オーストラリア各地に100ヶ所以上ある「ヘッドスペース」。国が中心となり、作られた若者が気軽に悩みを相談できる施設です。日本でも同様の相談窓口を作りたいと決意した内野さん、上司の医師や出身大学、勤務先の病院スタッフなどの協力を得て2019年にSODAを立ち上げました。自治体からの運営費助成もあり相談料は「無料」。SODAの存在に救われたという若者が増えています。若者たちの悩みに寄り添う新たな取り組み、ぜひご覧ください。

問い合わせ先
あだち若者サポートテラスSODA
https://www.soda-adachi.com/
 
こころサポートステーションSODAかわぐち
https://www.css-soda-k.com/