89歳の狩りガールに青空サロン！
女性参加のイノシシ対策で町が豊かに
安田亮さんと美郷町の皆さん

島根県の山間部にある、美郷町。人口4000人ほど。過疎が進み、人口減少率で県内ワースト１を取ったことも。そこに今、年間1000人以上の視察団が訪ねてきています。
県内のみならず、ほぼ全都道府県から視察を受け入れたそう。一体何が起こっているの？

今回の主人公はその中心人物　美郷町役場　職員の安田亮さん

注目を集めているのは町の「獣害対策」。
少子高齢化が進む日本各地で問題になっている獣害。
美郷町でも「イノシシが畑を荒らす」「サルが野菜を食べる」と聞かない時はないほど。
人事異動で獣害対策に取り組むことになった安田さんは思いました。
「ここまで町の中心にいるものならもっと利用出来ないか」。
イノシシ肉を高く売るために肉質の調査をしてみたり、獣害のスペシャリストを招いたり。
さらに、今までは害獣駆除というと男性中心の猟友会に一任することが多かったのですが
農家の方にも狩猟免許取得をすすめ、多くの女性に参加してもらうように。
これが成功につながりました。
年間を通じ安定的にイノシシ肉を供給できるようになり、町を支える産業の1つに。
女性たちが立ち上げた青空サロン（市場）は、イノシシから守られた農作物を使ったグルメも楽しめ、さらにはイノシシの皮を使ったクラフトまで！
町の観光スポットになっています。
この成功を目にして、各地から視察も頻繁に訪れるように。
禍い転じて福となす、イノシシに困っていた小さな町の挑戦、ぜひご覧ください。
 
問い合わせ先
美郷バレー
https://www.town.misato.shimane.jp/yamakujira/index2.html