番組表

放送内容

#232

家の取り壊し、持ち主の逝去・・さまざまな理由で
処分されそうな庭木にセカンドライフを 山下力人さん

家の取り壊し、持ち主の逝去・・さまざまな理由で
処分されそうな庭木にセカンドライフを 山下力人さん

東京八王子。造園業の会社敷地にたくさんの鉢植えが。中には4メートルを越す大きなものも。看板には「もらえる植物園」の文字。ここ、誰でも自由に散策が可能。さらに、気に入った植物は、その場で引き取り、持ち帰ることができます。自分で持ち帰れれば無料。運搬や植栽が必要な植物の場合は、運搬・植栽の依頼もでき、必要なのは作業にかかる実費のみ。植物自体は無料です。その理由は並んでいる植物は、前の持ち主から「育てられないけれど処分するのはしのびない」と引き取りをお願いされたものだから。いわば保護犬、保護猫の植物版の活動をしているのが今回の主人公、

 

やましたグリーンの代表・山下力人さん。

2008年設立。社員は現在9名。20代が5人もいる若い会社です。会社代表をつとめる山下力人さんがこの取り組みを思いついたのは13年ほど前。ある女性からの、育てられなくなった庭木を切って欲しいという依頼。訪ねた先で「亡くなった夫が大切に育てたもので、本当は切りたくない」という思いを聞きました。そこで、その木を切らず引き取ることに。とても感謝されたそうです。この経験から、世話ができなくなった植物を引き取る活動を始めました。引き取りの実費こそ持ち主の負担ですが「もらえる植物園」の木には値段をつけていないので、お世話するだけ持ち出しに。それでも続けている理由とは?「引き取っているのは育てた方の想いを託された大切な命。命を繋いで幸せなセカンドライフを」というやましたグリーン・山下さんの取り組みをぜひご覧ください。

問い合わせ先
やましたグリーン
https://www.yamashitagreen.com