番組表

動画公開のお知らせ

『BS朝日 日曜スクープ』放送内容を動画公開します。
生放送でお伝えするニュース解説を放送終了後、ネットで動画公開します。
もう一度、ご覧になりたい方、見逃してしまった方、是非ともご利用ください。



■『BS朝日 日曜スクープ』11月19日の放送内容は現在、公開中です。
【ガザ最大病院突入】院内制圧で“ハマス拠点主張”人質解放の協議は◆日曜スクープ◆
パレスチナ自治区のガザ地区で攻撃を継続するイスラエル軍は16日、同地区最大のシファ病院付近で、イスラム組織「ハマス」に拉致され、人質となっていたイエフィディト・ワイスさん(65)とイスラエル軍兵士のノア・マルシアーノさん(19)の2人の遺体を発見した。ハマス側は、アリエ・ザマルノビッチさん(86)の遺体が映った映像を公開した。イスラエル軍は10月30日、ハマスにより人質となった女性兵士を地上作戦で救出したと発表した。米シンクタンク・戦争研究所によると、イスラエルの戦時内閣に所属するガンツ前国防相は15日、ガザでの軍事攻撃について言及し、「目標が達成するまで戦争を止めることはない」と、ハマス壊滅に期限がないことを強調した。
 
ロイター通信によると、イスラエルとハマスを仲介するカタールは、3日間の停戦と引き換えに、ハマスが拘束する人質50人を解放することを条件に交渉した。ハマスは大枠で合意しているが、イスラエル側が合意しておらず、詳細な条件を巡り、駆け引きが続いている。一方、バイデン米大統領とカタール・タミーム首長が17日、ハマスが拘束する人質解放に関する協議を行った。バイデン大統領は「これ以上、遅れることなく解放することが、緊急に必要である」とカタール側に強く要請した。この協議を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相は14日、解放する人質の人数を増やすよう、カタールのタミーム首長に圧力をかけることをバイデン大統領に求めていた。米ワシントンポスト紙は19日、イスラエルとハマスが、ガザに監禁されている人質女性と子どもの解放を引き換えに、5日間の戦闘停止に応じる方向で合意に近づいていると報じた。米ホワイトハウスは、「合意に達していないが、努力を続ける」とコメントした。
 
イスラエル軍は13日、ガザ北部にある「ランティシ小児病院」の地下室から、爆発ベルトや手榴弾など多くの武器を発見したことを明らかにした。15日未明には、イスラエル軍はガザ最大のシファ病院に突入し、「シファ病院内の特定エリアで、ハマスに対する正確かつ的を絞った作戦を実施している」と発表した。同軍のハガリ報道官は16日、シファ病院、ランティシ小児病院などへの突入作戦に言及し、「ハマスは、テロ活動を地上、地下の両方で行っている」と、病院の施設がテロ活動に使用されていると主張した。米国防総省のシン副報道官は14日、米諜報機関が入手した情報として、「パレスチナの武装組織はシファ病院から指揮統制を行っている。この施設に武器を保管し、イスラエルの軍事作戦に対応できるよう準備している」と指摘した。
 
★ゲスト:小泉悠(東大先端研)、立山良司(防衛大学校名誉教授)
★アンカー:木内登英(野村総研エグゼクティブエコノミスト)
 
放送内容の動画はこちらからご覧いただけます。
⇒ テレ朝news
⇒ ANNnewsCH
(公開期間は放送から2週間です)
 
 
【渡河成功で橋頭堡を構築】南部で前進“反攻加速”膠着打開のカギは◆日曜スクープ◆
ウクライナ軍は15日、南部へルソン州のドニプロ川東岸からロシア軍を撤退させ、複数の橋頭堡を構築したことを主張した。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、米シンクタンク・ハドソン研究所の講演で、「あらゆる予想に反して、ウクライナ軍はドニプロ川東岸に足場を築いた」と述べた。ゼレンスキー大統領は17日、渡河作戦を遂行する兵士の様子を示す写真7枚をSNSに投稿し、「ヘルソン州左岸、我らの戦士たちよ。前進する彼らの力に感謝する」と兵士を称えると同時に、内外に戦果をアピールした。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、1日夜に、ドニプロ東岸へ渡河したウクライナ軍第38海兵旅団の兵士は、ロシアの地雷や狙撃兵、偵察兵を避けながら、クリンキーに到着。兵士らは森の中の塹壕に陣取った。即座にロシア軍の砲撃が開始されるが、確実に前進した。親ロシア派でヘルソン州のサルド知事は、ウクライナ軍による渡河を認め、「敵はクリンキーに閉じ込められており、爆弾、ロケット弾、火炎放射器、砲弾、ドローンなどによる灼熱の地獄が用意されている」とコメントした。
 
冬の到来を目前に、ロシア軍がエネルギー・インフラを標的にした攻撃を実施する可能性があるとして、ウクライナ軍は警戒を強めている。ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は6日、「ここ数週間、ロシアからのインフラ攻撃が60回に及んだ」と発表した。米経済誌「フォーブス」は、ロシアがこの1年間に発射したミサイルと月別に集計した結果を発表した。今年10月は、31回と大きく減らしていた。前月の9月は132回と、4分の1以下となった。冬期インフラ攻撃を始めた昨年10月は245回で、今年は約8分の1となった。ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー報道官は、「ロシアは高精度ミサイルを約870発保有し、敵の攻撃戦術には、様々なミサイルと攻撃用ドローンの組み合わせが含まれる可能性がある」と警戒感を示した。
 
★ゲスト:小泉悠(東大先端研)、長谷川雄之(防衛研究所)
★アンカー:木内登英(野村総研エグゼクティブエコノミスト)
 
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(公開期間は放送から2週間です)

 



■『BS朝日 日曜スクープ』9月10日の放送内容は現在、公開中です。
【熊谷6人殺害国賠訴訟】上告理由書を提出“警察裁量”不当性の存否◆日曜スクープ◆
2015年に埼玉県熊谷市で男女6人が殺害された事件で、妻と娘2人の殺害は県警の近隣住民への注意喚起が不十分として、遺族の加藤裕希さん(50)が5日、最高裁判所に上告審として受理することを求める理由書を提出した。今年6月、加藤さんが県に約6400万円の損害賠償を求めた国家賠償請求は、控訴審で棄却されていた。最高裁で上告が受理されて審理の対象となるのは2022年の場合、1.3%の狭き門だった。
 
訴えによると、当時、埼玉県警は熊谷署から逃走中だったペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者を、最初の殺人事件の「参考人」として全国に手配していた。ジョナタン受刑者の逃走については、加藤さんの事件が起きるまで、埼玉県警は明らかにしていなかった。1審のさいたま地裁は昨年4月、埼玉県警の情報提供に違法性はないとして、原告の訴えを棄却。昨年10月に始まった控訴審では1審と同様、事件の発生について予想可能かどうかという、警察が予め知り得る「予見可能性」、また、その「予見可能性」に基づく「結果回避義務」の存否が争点となったが、東京高裁は今年6月、危険の切迫性を認めながらも、重大事件が発生した初期段階で捜査の状況に応じて、地域住民にどの程度の情報を提供するかは警察の裁量に委ねられている」と判示し、控訴を棄却していた。
 
加藤さん側が提出した理由書によると、埼玉県警幹部は「屋外の通り魔事件であれば1件発生しただけで連続発生を想定すべきであり、屋内事件であれば2件続けて発生しない限り連続発生を想定できない」とする、いわゆる「1件2件論」を主張する。しかし、加藤さん側は「1件2件論」は警察庁が否定しており、また、裁判例や法律文献もなく、その主張の信用性を吟味することなく、埼玉県警幹部の証言を鵜呑みにした控訴審の判決理由に不備があると訴えている。今回の理由書の提出を受けて、加藤さんは「どうにか公正な判断を司法に求めて、勝訴に向けて頑張っていければとは思います」と現在の心境を語った。
 
▽埼玉・熊谷6人殺害事件
2015年9月に、住宅3軒で男女6人が殺害された事件。強盗殺人などの罪に問われたナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者は2018年3月、1審・さいたま地裁で死刑判決。東京高裁は19年12月、心神耗弱を理由に1審判決を破棄、無期懲役を言い渡した。検察側は上告を見送った。最高裁が20年9月、無罪を主張する弁護側の上告を棄却、無期懲役の高裁判決が確定した。
 

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■『BS朝日 日曜スクープ』8月13日の放送内容は現在、公開中です。
【玉本英子ルポ破壊された街】砲撃の連続で“民間人犠牲”戦禍の現実◆日曜スクープ◆
遠方から砲声が鳴り響き、砲弾が降り注ぐ街で、殺戮と破壊の連鎖が続く。ジャーナリスト・玉本英子氏(アジアプレス)は、今年5月初旬にウクライナに入った。ザポリージャ州南部の戦闘地域から約7キロ離れたオリヒウ市内は、ロシア軍による砲撃と大型爆弾の投下で、住宅や学校などが無残に破壊されていた。約9割の住民が避難で街を離れたが、約200人が避難する学校を取材した玉本氏は、戦争の理不尽に耐えながら生活を余儀なくされる住民の苦難を目撃する。玉本氏が取材した翌月、ウクライナ軍は、このオリヒウを拠点に、大規模反転攻勢に着手した。また、昨年8月、玉本氏は南部ヘルソン州での取材で、ウクライナ軍の隊長と出会った。だが、今回の取材中、玉本氏に悲報が届く。激戦地バフムトに転戦した隊長は、塹壕で砲弾を受け亡くなった。ジャーナリスト・玉本英子氏は今回の取材を通じて、戦禍の日常と現実にどう向き合ったのか。ロシアの侵略により、市民が受けた痛苦と不条理を伝える。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ①】南部“最前線の街”激化するロシア砲撃◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。南部ザポリージャ州のオリヒウでは今年5月、ロシア軍による砲撃が絶え間なく続いていた。戦闘地域から7キロの“最前線の街”だ。取材の翌月には、ウクライナ軍がこのオリヒウを拠点に、反転攻勢に着手している。玉本氏が取材した時点でも、学校や住宅など、至るところに砲撃の跡があり、高齢者ら、避難できなかった住民が、数少ない残った建物に身を寄せていた。そこで住民たちが祈っていたことは…。さらに玉本氏は、複数のウクライナ軍の検問所を通過し、戦闘地域により近いマラ・トクマチカにも向かった。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ②】ヘルソン州“奪還”後も苦難…庭に砲弾◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ヘルソン州のドニプロ川西岸からロシア軍が撤退したのは去年11月。玉本氏は今年5月にヘルソン市内を訪れたが、ロシア軍からの砲撃が続き、市内の人影は少ない。玉本氏は、ロシア軍撤退前の去年8月、ヘルソン市郊外の集落を取材しており、今年6月に再訪すると、避難していた住民の一部が帰還していた。しかし、庭先には砲弾が残り、電気や水道などのインフラも復旧はこれからだ。さらに、取材中の玉本氏に悲報が届いた。去年8月の取材を受け入れたウクライナ軍の隊長が激戦地バフムトに転戦し、戦死したのだ…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ③】集合住宅まで崩壊…起きなかった奇跡◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ウクライナ中部の都市ウマニは今年4月末、集合住宅がロシア軍のミサイル攻撃を受けて崩落した。午前4時の攻撃で、子ども6人を含む23人が命を奪われている。その翌月、玉本氏が現地を訪れると、犠牲者23人の写真が掲げられ、多くの子どもたちが友達の写真を見つめていた。6階に住んでいたヘレナさん(53)は、娘夫婦と暮らしていたと言う。ヘレナさんは、別の部屋で寝ていた娘夫婦の無事を祈り、奇跡を願ったのだが…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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