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#160

古いビルを上手にゲットし 甦らせた日本橋人形町の家

江戸時代から文化の発信地だった日本橋人形町。
京都の歌舞伎役者・初代中村勘三郎が、芝居小屋を日本橋に開いたことから
江戸の歓楽街として発展。その後、その界隈で人形浄瑠璃の職人たちが暮らしたことから、いつしか人形町と呼ばれるようになりました。
現在は老舗や名店が立ち並ぶ、下町の風情を残す街として知られています。

今回はこの街で、およそ築50年のビルをリモデルしたK邸を訪ねます。
以前は会社だったこのビル。立地も良く、建物にも魅力を感じましたが、
もうひとつの魅力は、
建築家からの提案で、レンタルスペースを併用する事で、家賃収入が見込めるとのアイデアで購入を決意したそうです。
倉庫だった1階をレンタルスペースとして再生し、2階から4階をホテルライクな住まいに大変身しました。1階のレンタルスペースもホテルの一室のようにリモデル。海外のビジネスマンなどがウィークリーマンションとして活用。ビジネス街に近いので人気だそうです。
以前のマンションでは、家族の気配がいつでも感じられましたが、ここでは、ひとりの時間を持ちたい時はひとりになれるスペースがあってうれしいですーと。キッチンやアイロン台など家事動線に奥様のアイデアも取り入れた快適な家になりました。
「ビル街に住む」-空きビルが多くなっている現在、都心で快適な暮らしができるビル。そんな新しいライフスタイルを感じさせるリモデルです。
 
設計担当:g_FACTORY 建築設計事務所

【平面図】

1F before

1F after

2F before

2F after

3F before

3F after

4F before

4F after