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#165

朽ち果てる寸前に再生した 鎌倉のラスティックな家

海と山に囲まれ、歴史や文化の町ーとして有名な鎌倉。鎌倉駅から江ノ電に乗って4つ目の極楽寺は、駅名にもなっている極楽寺が駅のすぐそばにあります。
今回は、極楽寺の坂の下に建つT邸に伺いました。

Tさんは奥様と2人のお譲さんの4人家族。大工の経験もあるリノベーションが得意な建築家です。また耐震強度に造詣が深く、一般の住宅はもちろん、重要文化財の耐震調査も数多く担当されています。
そんなTさんが出会ったのが、細い路地に面した築52年、2階建ての住宅でした。長く買い手が付かず、白アリの影響で痛みが激しかった家でしたが、日当りが良く自然に囲まれた環境が気に入ったので購入を決意。
「地球に優しい家」をテーマに光が振り注ぐ明るい住まいにリモデルしました。

耐震補強は、門型に造った木枠―門型フレームを要所、要所に取り要れることで対応しました。また、1階の屋根の上にはベランダがありましたが、それを取り外し、土を盛り、野花などを育てる「草屋根」を造りました。
家の中を適温に保ち、紫外線や酸性雨などから屋根の腐食を防ぐ効果もあるそうです。

白アリ被害でボロボロだった家が、元の家の持ち味を活かし見事に再生。奥様や娘さんの評判も上々です。Tさんならではのリモデルになりました。
 
設計担当:湘南建築工房 http://www.j-takano.com/index.html

【平面図】

1F before

1F after

2F before

2F after