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#217

家康ゆかりのお寺の離れをモダンにリモデル!

埼玉県北葛飾郡杉戸町。江戸時代、日本橋から日光までを結ぶ日光街道の5番目の宿場町として栄えてきました。
今回は、この杉戸町で、徳川家康の正室・築山殿の生家が創立したお寺の住職がリモデルした K邸。
Kさんは、およそ400年の歴史を持つお寺の23代目。先代のお父様から、お寺の離れとして建てられた日本家屋を譲り受けたKさんは、お寺の景観を損なうことなく、個性的なセンスが光る住まいにリモデルしたのです。
外観は、お寺との連続性を考え、趣のある佇まいに。内側は和洋ミックスで、モダンなインテリアを随所に取り入れつつ、ご夫婦が共通して好みだというビビットなカラーを基調とした壁紙など、遊び心を感じる空間に一新!
入り口を入って、まず目に飛び込んでくるのは正方形のアイランド型キッチン。一見、DJブースのようにも見えるスタイリッシュなガスコンロは、海外ブランドのものを採用。実用性とデザイン性を兼ね備えた、こだわりの逸品!
また、側面は、ご主人の好きな色、銅色の面材シートを貼り、重厚感のある装いに仕上げています。料理好きのご主人がこだわり抜いた、エッジを効かせたキッチンは部屋のアクセントにもなっているようです。
Kさんの好みを活かした空間は、ご自慢のリモデルとなりました。
次の目標はお寺と庫裡のリモデル。境内でマルシェを開催するなど、地域にひらけた場として親しまれてきましたが、その一方でお寺全体の老朽化が進んでいるため、次は、本堂と自邸を繋ぐ庫裡のリモデルを考えているそうです。
 
設計担当:森清敏さん・川村奈津子さん / MDS一級建築士事務所
https://www.mds-arch.com

【平面図】

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