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#222

定年後はやっぱりマンション!?全室に内窓をつけた下馬の家

閑静な住宅街として知られる東京都世田谷区・下馬。
その地名の由来は、今は暗渠となった蛇崩川じゃくずれがわに由来しているそうです。
源頼朝が蛇崩川じゃくずれがわを渡ろうとした際に、騎乗していた愛馬が川の深みにはまり、死んでしまうという事故が!以降、「この地では必ず馬から下りて川は引いて渡れ」という頼朝の戒めから、下馬という地名が生まれたと伝えられています。
 
今回はこの地で築23年のマンションを購入しリモデルされたMさんご夫妻を訪ねます。ご夫婦揃って今年で退職したことを機に、この近くの3階建ての戸建てを売り、マンションへの住み替えを決意。都内とは思えないような眺望を生かしつつ、暑さ寒さが苦手というお悩みを見事に解決しました。
設計を依頼したのは、Mさんご夫妻の長男の同級生。立地の環境を最大限に活かしながらも、住まいやすさを重視したデザインをする、まさに、住まう人に寄り添った建築家です。
今回のリモデルでは、部屋全体は白を基調に木の建具を合わせ、明るく温かみのある内装に一新。セカンドライフを過ごす住まいとして、機能性はもちろんのこと、ご夫婦2人でゆったりとした時間を過ごせる空間に生まれ変わりました。
インテリア好きの長男が、自分好みの家具を着払いで送ってきたなんて苦笑いのエピソードも!部屋の色調に合った家具は、今では、奥様のお気に入りだそうです。子どもたちが遊びに来やすいよう、現在の住まいを選んだというMさんご夫妻。居心地が良いこともあり、お孫さんたちがよく遊びに来るそうです。家族が世代を超えて集まる新しい憩いの場ができたようです。
 
設計担当:矢嶋宏紀さん/ヤジマデザイン
https://hiroyajima-design.com

【平面図】

before

after