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#235

懐深い街、高円寺に出現した 大胆不敵でユニークな家

JR中央線なら、新宿から2駅目の高円寺。駅が開業したのは1922年です。その翌年に関東大震災が発生し、都心からも多くの人が移住。住宅地として発展してきました。戦後、闇市時代からの路地を数多く残すこの街には若者たちが集まり、70年代半ばからライブハウスが続々と誕生。「音楽の街」としても知られるようになりました。
 
今回はこの高円寺に建つ、築42年・鉄筋コンクリート造の3階建てをリモデルされたT邸を訪ねます。奥様は生まれも育ちも高円寺。同じエリアの賃貸で暮らすご両親が、孫たちと一緒に一つ屋根の下で暮らせるようリモデル。実は、今回のリモデルはご主人が提案されたんだそうです。
設計当初は、「外に住みたい!」と言うほど、明るく開放的な住まいにしたいという思いが強かった奥様。そこで、Tさんご夫妻のご友人でもある建築家・Kさんが、斬新かつ驚きのアイデアを提案!なんと、既存の外壁だった一部を“はつる”ことで開口部を大胆に広げ、陽光と街の借景を目一杯に取り込むことができるリビングを実現しました。
さらに、奥様こだわりポイントは“水まわり”にも!一般的な洗面台よりも大きいT邸の洗面台はなんと特注品。ご主人が自ら図面を描き、オーダーメイドしたんだそうです。洗顔の時や靴をバシャバシャ洗いたい時でも、水が床に飛び散ることなく使えて重宝していると奥様、大満足!
“あらゆる人を受け入れる”高円寺の雰囲気が大好きだとおっしゃるご主人。同僚や友人をひき連れ、駅前でお店をされているお義母様のスナックをよく訪れるんだそうです。これからご両親も移り住み、親子3代、家族が集まることでより絆が深まるリモデルとなりました。
 
設計担当:桐 圭佑/ KIRI ARCHITECTS
https://www.kiri-architects.com

【平面図】

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