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#236

70年代の名作マンションに 真っ白な壁がうねる神宮前の家

山手線・原宿駅前に広がる渋谷区神宮前。今も若者を中心にファッションの街として発展し続けています。
江戸時代、この一帯はのどかな田園が広がり、水車を使った精米業が盛んだったそうです。戦後、近くにワシントンハイツ(米軍施設)ができ、外国人向けのお店が次々とオープン。やがて流行に敏感な人たちが集まり、文化の発信地となっていきました。
 
今回はこの街に建つ、築55年のヴィンテージマンションをリモデルされたI邸を訪ねます。建築家の奥様と、映画やCMのキャスティングディレクターのご主人。クリエイティブなお二人が「仕事中心の生活を楽しみながら暮らす住まい」を実現するため、以前から憧れていたこのマンションの一室を購入し、リモデルしたのです。
実はこのマンション、日本を代表する建築家、坂倉準三が創立した「坂倉建築研究所」の設計。名建築との呼び声も高く、現在でも高い人気を誇っています。白い外壁から中へ入ると、内側にある中庭と共用部のスリットは鮮やかなイエローが際立ち、竣工から半世紀が過ぎた今でも、モダンなデザインが目を惹きます。そして、このイエローが陽の光の反射で室内にも差し込んでくるので、部屋のアクセントにもなっているんです。
元々、3LDKの間取りを今回、大胆な発想で仕事とプライベートを上手に切り替えることができるワンルームに一新!
スタジオも兼ねているため、多くのクリエイターが集うというこのお住まい。その心地よさに、ゲストも時間を忘れてついつい長居をしてしまうそうです。クリエイティブなお二人の個性が最大限に詰まったリモデルとなりました。
 
設計担当:沼田祐子/ YNAS
https://www.ynas.jp

【平面図】

before

after