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#239

街と繋がるシェアキッチン ノスタルジックな京王多摩川の家

今回訪ねるのは、京王多摩川に建つ築28年の一軒家。建築家の妻とインテリアデザイナーの夫が、事務所兼自邸としてリノベーションした住まいです。
 
以前暮らしていたマンションでは、ご近所同士が自然と集まり、食事をしたり語り合ったりする機会がたくさんありました。その居心地の良さが忘れられず、「この街でも、人が気軽に集まれる場所をつくりたい」と考えたお二人。
 
さらに、もうひとつの思いがありました。
「まだあまり知られていない京王多摩川を、人が集まる魅力的な街にしたい」。
 
そこで目指したのが、家の中だけで完結しない、地域に開かれた住まいです。築28年、2×4工法の家に残されていたのは、どこか懐かしい佇まい。お二人が思い描いたのは、まるで「おばあちゃんの家」を訪ねたときのように、誰もがほっとできる空間でした。古い家が持つノスタルジーを大切にしながら、建築家とインテリアデザイナー、それぞれの感性で新たな命を吹き込みました。
 
そして今年のゴールデンウィークには、街と家をつなぐシェアキッチンをオープン。料理を囲んで人が出会い、地域の新たな交流が生まれています。さらに、友人が開発した「断熱エアカーテン」を取り入れるなど、快適に暮らすための工夫も随所に。
 
一軒の家から、街の風景を変えていく。
懐かしさを残しながら家を街へと開き、人と人を繋いでいく――。
「京王多摩川のこれから」と、地域に開かれた家づくり。たくさんの笑顔が生まれる場所にしたいーそんな思いが溢れていたリノベーションでした。
 
設計担当:KHAATT
https://khaatt.com/about/

【平面図】

1F before

1F after

2F before

2F after