番組表

放送内容

ザ・偉人伝 ムード歌謡の女王
八代亜紀・青江三奈・松尾和子
~あのハスキーボイスに酔いしれて~

『人生の悲哀を歌い上げた魅惑の歌声』歌手・八代亜紀/青江三奈/松尾和子
唯一無二のハスキーボイスで昭和を魅了した八代亜紀、青江三奈、松尾和子。人間の哀しみ、苦悩、喜びを歌った3人の、ゆかりある場所や人物から、女王たちの知られざる姿を紐解きながら、彼女たちの孤独、輝き、苦難、再生の軌跡をたどります。
 

 
●コンプレックスだった声(八代)――ハスキーボイスがコンプレックスだった少女時代。たまたま父親が買ってきたジュリー・ロンドンのレコードを聴き、勇気をもらい、歌手を目指す。中学卒業後、地元熊本のキャバレーに歌手として雇われたが、父に勘当されて東京へ。
 
●大人びた青春時代(青江)――高校在学時から銀座の「銀巴里」でステージに立つ。高校卒業後は百貨店に勤務したが、特徴的なハスキーボイスとリズム感に惚れ込んだ作曲家の花礼二に誘われ、芸能界入りを反対する家族を振り切って花と一緒に暮らす。
 
●ジャズへの目覚め(松尾)――幼少期は箱根で育ち、姉の影響でジャズに親しんだ生活を送った。中学を卒業後、ジャズへの憧れと家族の生活のために上京。進駐軍のキャンプやナイトクラブで歌ううち、人気が上昇。力道山が経営していたクラブ・リキの専属歌手となる。
 
●涙を誘う歌声(八代)――上京後、銀座のクラブで歌う生活を送る。ホステスたちが涙を流す歌声にスカウトが殺到し、歌謡界へ。1971年、「愛は死んでも」でデビュー。1973年、「なみだ恋」が120万枚のヒット。「舟唄」「雨の慕情」で人気を不動のものにする。
 
●栄光と低迷(青江)――ジャズ喫茶やナイトクラブの専属歌手として渡り歩くなか、『恍惚のブルース』でレコードデビュー。「伊勢佐木町ブルース」「長崎ブルース」「池袋の夜」などヒットを連発。16年連続で紅白に出場。しかし、1970年代以降はヒットに恵まれない日々を送った。
 
●巨匠たちとの出会い(松尾)――1958年、フランク永井にスカウトされ、「グッド・ナイト/東京ナイト・クラブ」でデビュー。「誰よりも君を愛す」がヒットし、第2回レコード大賞を受賞し、その後もヒットを飛ばし。順風満帆な歌手生活を送った。が、予想もしない不幸が待ち受けていた。
 
●ブルースとジャズの女王(八代)――刑務所や福祉施設への慰問を続け、被災地のために尽力するなか、世界へ進出。ジャズアルバムが海外のチャートに軒並みランクインし、ブルースのアルバムも発表。パリ公演を大成功させる。しかし翌年、膠原病に罹患。73歳で逝去。
 
●波乱の晩年(青江)――ジャズアルバムの発表、ニューヨークでのライブ、歌手生活30周年リサイタルなど精力的に活動を行っていたが、膵臓癌に襲われる。体調が悪化するなか、59歳で亡くなるその2か月前、花礼二と19年ぶりに再会し、結婚。二人の真実の愛の姿とは?
 
●女王の光と闇(松尾)――1966年、離婚を機に人気が低迷。1980年代にタレントや女優として復活を果たすも、息子の逮捕、ブティック経営の8億円の負債など不幸に見舞われる。1992年、深夜に自宅の階段から転落し、57歳で帰らぬ人となった。
人間の悲しみ、苦悩、喜びを歌ったムード歌謡の女王たち。3人のブルースさながらの人生を、魅惑の歌声に乗せて辿りながら、3人の名曲とムード歌謡のヒットソングを織り交ぜ、甘く切ないムードと哀愁に酔いしれる2時間をお届けします。
 
〈インタビュー〉
田中健、やくみつる、小堺一機、ミヤ彩登美、野沢あぐむ、伍代夏子、林博
 

田中健
やくみつる
小堺一機