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放送内容

#25

日本の農業をカッコよく!塩農法に挑戦するニンジン農家

今回は愛知県碧南市のニンジン農家・鈴木啓之さんのもとへ。県内一のニンジンの産地で農家も多い碧南市。後発の鈴木さんは、他の農家が作らないようなニンジン作りに挑戦している。
 
高齢者が多く、若い人の参入が少ない日本の農業を危惧していた鈴木さん。
自動車関連の会社に勤めていたが、幼いころから農業をしている祖母の姿を見てきたこともあり、結婚を機に農業の道へ。修業中は、朝から夕方まで研修先で働き、夕方から祖母の畑の手伝い、さらに夜間は最新の農業を取り入れるために学校の課題をこなすという日々で、畑で意識を失い運ばれたことも1度ではない。
 
そんな努力の末に出来たのが農園の看板商品で、桃に近い糖度を実現したニンジン。
畑に食塩水をまき、ニンジンに適度なストレスを与えることで糖度を高めた。他にも赤や紫など色とりどりの7種類のニンジンや、抗酸化作用が68倍もあるニンジンなどにも取り組む。最後は採れたてのニンジンサラダやフライドニンジンに工藤感動。
 

 


 

FILE25 日本の農業をカッコよく!塩農法に挑戦するニンジン農家
今回、工藤阿須加がやって来たのは愛知県碧南市。就農12年目のにんじん農家・鈴木啓之さんは、赤・紫・黄など7色の「しあわせのカラフルにんじん」を育てている。
鈴盛農園の農法は、畑に塩水を撒いてミネラルを与え糖度を高める「塩農法」。その結果出来た「スウィートキャロットリリィ」は、桃などの果物に近い糖度約11度!さらに糖度12度以上の「黒王」は、一般的なにんじんの68倍の抗酸化力!

 

<鈴盛農園>
・住所:〒447-0882 愛知県碧南市日進町3-65
・公式サイト:http://www.suzumori-farm.jp/

 

鈴木さんの畑へ
今年からビニールハウスで春にんじんの栽培も始めたという鈴木さん。工藤が、密集した苗を減らし発育を促す「間引き」の作業をお手伝いした。

 

就農までの苦労とは?
鈴木さんは農業大学校を卒業後、研修先に通いながら祖母の畑仕事をして、さらに豊橋技術科学大学でIT食農先導士の勉強も。三足のわらじの生活で、寝る間を惜しんで農業の勉強を続けた結果、二度の失神も経験したという。
農業に情熱を注ぐ鈴木さんのテーマは「日本の農業をカッコよく」!

 

続いての作業へ
苗の間を掘り返すことで、土の中に酸素を送る作業を全部の畑にやっているという鈴木さん。作業に挑戦した工藤は、土がほぐれた畑を見て「すごくキレイ」と喜ぶ!

 

独立してからも苦難の連続
強い情熱で農業を始めた鈴木さんだが、独立を果たしてからも様々な苦難が。キャベツを作った際の失敗を聞いた工藤は「泣く」、「こんなにやったのにウソだろ!?」と強く共感。
当時を知る妻の鈴木薫さんに、夫が倒れた後にどんな言葉をかけたかなどを伺った。

 

収穫作業をお手伝い
二男の鈴木櫻士くん(小5)、三男の鈴木三禄くん(小2)と一緒に、収穫作業をお手伝い。まだ土壌改良中の畑では、規格外となってしまうにんじんも多いそう。誰が一番良いにんじんが採れるか、工藤と子どもたちが勝負!

 

塩農法で作られた採れたてにんじん
最後に、収穫したにんじんをいただいた。工藤は「にんじん1本でこんなに幸せになれるんですね」と絶賛!

 

<今回いただいた料理>
・フライドにんじん~しあわせのカラフルにんじん~
・細切りにんじんサラダ

 

鈴木さんにとって農業とは?
鈴木さんが、自分の「軸」である農業への思いを語った。