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#88

山﨑敦義 TBM 代表

紙を作るのに不可欠な木材や水を一切使わず、どこまで紙に近づけるか?山﨑敦義が挑んでいるのは、石灰石の粉末と合成樹脂を混ぜて薄く伸ばした新素材「ライメックス(LIMEX)」の普及だ。長持ちし、耐水性もある。水不足の国々にとっては紙のかわりになるし、プラスチック製品の代替ニーズが高いという。リサイクル対応やコスト低下をはかりつつ、ライメックスを軌道に乗せる日が近い。そう確信する山﨑が、意気込みを熱く語る。

山﨑 敦義(やまさき のぶよし)

1973年大阪府岸和田市出身。
中学卒業後、中古車販売などいくつか事業を手掛けた後、石灰石とポリエステルを混ぜて作る「ストーンペーパー」に出会い、台湾メーカーの輸入代理店となる。しかし、不安定な品質に納得がいかず、日本製紙OBらの力を得て、独自の製法を自社開発し、紙の薄さと軽さに近づけた。政府の補助金、助成金を獲得し、2018年以降に量産化を目指す。