番組表

バックナンバー

#582

宮城県農業高校 桜プロジェクトチーム

 

2012年、東日本大震災の翌年。被災した宮城県農業高等学校で、一本の桜が咲いた。生徒たちは、その桜を「奇跡の桜」と名付け、未来へ残すための活動を続けている。
 
今回は、15年にわたり活動を続ける「桜プロジェクトチーム」に密着。同じ遺伝子を持つ桜を増やすため、生徒たちは無菌室で高度な培養技術「継代培養」に取り組み、これまでに1000本を超える桜を植樹してきた。
 
しかし近年、気候変動による高温乾燥が桜を脅かしている。そこでチームは、生存率100%を実現した「桜色活力剤」を開発。さらに、弱った桜が生き残るために出す新芽「ひこばえ」の研究にも挑戦している。
 
震災の記憶を風化させないために。そして100年後も満開の桜の下で人々が笑い合える未来のために。
 
100年後の春へ――高校生たちが科学の力でつなぐ、“奇跡の桜”の未来に迫る。

桜プロジェクトチーム

 
2012年発足。東日本大震災の翌年、津波被害を受けた校庭で再び花を咲かせた“奇跡の桜”を未来へ残すために始まった高校生チーム。現在は9人の生徒が活動を受け継ぐ。組織培養によるクローン苗の育成や植樹活動を続け、これまでに1000本以上を植樹。2025年には猛暑から桜を守る「桜色活力剤」の研究で文部科学大臣賞を受賞した。現在は、桜の生命力を引き出す「桜萌芽剤」の研究に取り組んでいる。