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#340

亀井潤 バイオミメティクスデザイナー Amphibio LTD CEO

地球温暖化での水面上昇が危惧される現代。2011年に東北大学に在学し、身近で東日本大震災を体験した亀井は、水没した都市で暮らす未来の人類に想いを馳せ、装着すれば水上と水中どちらでも暮らせる「人工エラ」の開発を始めた。生物の構造を模倣して開発に活かすバイオミメティクスという技術を使い、水生昆虫の体表面を模倣したエラだ。まだ、完成には程遠いが、一見突拍子もない遠い未来を見据えたアイディアの実現を目指すことで、その開発過程に新たな発見があると考え、開発に取り組む。実際、人工エラの開発の過程からは、新しい機能性テキスタイルが生まれ、商品化されようとしている。「遠回りしても普通の人と違う考え方をしないと新しいことは生まれない」と語る亀井が目指す未来とは。

 

かめい じゅん

1990年 大阪府生まれ
 
2009年東北大学工学部に入学
2013年より同大学でバイオミメティクスを専攻
2015年英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)
に進学し、デザインを学ぶ。
2017年東京大学とRCAが共同で設立したデザインラボ
に参加し、数々のプロジェクトに携わる。
2018年人工エラを開発するAmphibio LTDを設立。
同年、WIRED JAPANが主催するCREATIVE HACK AWARD2018グランプリ、
「フォーブスジャパン」の30アンダー30(30歳未満の注目の若手30組)に選出