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#421

坂和寿忠 株式会社サカワ 代表取締役社長

ICT教育が加速するなか、坂和が開発したのは映写対応のI T黒板。
プロジェクターのように映像が直接投影でき、かつ元来の黒板同様チョークが使えるよう表面に特殊な釉薬を施している。
さらにこのIT黒板と一緒に使用するプロジェクターも開発。
独特な形状の黒板に全面投影できることで教育現場からは好評だ。
自社だけが発展するのではなく、地元、愛媛県のまちづくりにもIT黒板開発で得たノウハウを還元したいと考えている坂和。
この先、数十年のうちに現状の黒板はなくなると考えており、またそうした未来を創造していくことが100年を超える老舗黒板店の使命だと語る。

 

さかわ としただ

 
1986年生まれ。愛媛県出身。
1919年に創業した株式会社サカワの4代目として2018年に社長に就任。
大学卒業後に家業である同社に入社。東京支店で電子黒板の営業販売に従事後
2015年に面白法人カヤックとの協業でハイブリッド黒板アプリ「Kocri」を開発。
Kocriが「第12回 日本e-Learning大賞」大賞を受賞
「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞
「グッドデザイン・ベスト100」に選出
2016年ウルトラワイドプロジェクター「ワイード」を発売
2023年現在、ワイードシリーズは累計導入5,600教室を突破。