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放送内容

#9

水中写真家 高橋怜子

2018年、ナショナルジオグラフィックの写真コンテストで日本人として初めてグランプリを受賞した水中写真家・高橋怜子。
水中を泳ぐクジラの美しさとともに、自然の厳しさを写し出した一枚が評価され、快挙を成し遂げた。
かつては大手半導体メーカーでエンジニアとして勤務していた高橋。これまでシリコンバレーやシンガポールに駐在しながら、1分1秒を争う半導体開発競争の現場でチームリーダーを務めてきた。研究と開発に追われる日々を過ごす中、高橋の人生を大きく変える出来事が起こる。
それは、会社の同僚の突然の死。「自分だっていつ死んでもおかしくない」と気づかされた高橋は、やりたいことに全力投球で挑戦していくことを決心する。
これまで趣味で海外の海に潜って水中写真を撮っていた高橋は、20年間勤めていた会社を2017年に退社し、フリーランスの写真家に転身。写真とダイビングに没頭する生活を開始する。
そこから高橋が写真コンテストでグランプリを受賞し、世界的な写真家の仲間入りを果たしたのは会社を退職してからわずか1年後のことであった。
そんな彼女が今回、沖縄県粟国島の海中で、ある魚の群れの神秘的な光景を
撮影するという。
果たして、高橋はどのような一瞬を切り取るのだろうか?