放送内容

#17

靴職人 三澤則行

東京オリンピック開会式でタップダンスを披露したダンサー・熊谷和徳のシューズの製作も行った、靴職人 三澤則行、41歳。
映画監督のスパイク・リーをはじめ、多くの海外セレブが三澤の靴を絶賛する。
 
三澤は「唯一無二の造形美を追求する」という考えのもと、アート作品としての靴の製作も行っている。今年2月には国際コンクール『GLOBAL FOOTWEAR AWARDS』にアート作品『足の巣』を出品。靴のヒールに使われる革を幾重にも積み重ね、足の周りの空間を形作ったという本作品はその芸術性が高く評価され、日本人で初めて総合優勝を果たすという快挙を成し遂げた。
 
職人として、アーティストとして、一心に靴と向き合う三澤。そんな三澤にプライベートな時間は一切ない。休日もなく靴製作に取り組み、いついかなる時でも靴のことを考え続けている。三澤は何故これほどストイックに靴を追求し続けるのだろうか。
人生を靴に捧げた男、三澤則行の日常とその信念に迫った。