放送内容

#20

ドローン操縦士 榎本幸太郎

ドローン操縦士、榎本幸太郎 48歳。ドローンによる日本初、ひいては世界初の空撮を数多くこなすドローン業界のトップランナーだ。
その卓越したドローン操縦テクニックは高く評価され、多くのドラマや映画、CM作品で、その技が求められてきた。

父親と見た飛行機をきっかけに、空を飛ぶものに興味を持つようになった榎本。ラジコン飛行機を買い与えられ、ひたすら没頭する少年時代を過ごした。
学生時代には、映像作品制作に興味を持つようになる。ハンディカムのカメラで撮影した映像を編集し、作品を作ることに楽しさを感じていった。大学卒業後、趣味も相まってテレビ局に入社。日々の編集業務を行う中、榎本の人生を大きく変える出来事が起こる。
それは、カメラ付きドローンの発売。かねてよりラジコンによる空撮が出来ないかと考えていた榎本は衝撃を受け、テレビ局を退社してドローンの仕事を開始した。
しかし、ドローンの仕事を始めた榎本に向けられたのは冷ややかな目だった。当時おもちゃのようなドローンの空撮が仕事になるはずがないと思われていたのだ。それでも榎本はドローンの可能性を信じて疑わなかった。ドローンは映像業界を変えるはずだと、技術を磨き続けた。そして今では、ドローンによる空撮の第一人者として、業界を牽引する立場へと上り詰めた。

現在榎本は、農業における活用や災害時の応急対策活動など、ドローンを空撮のみならず幅広い分野で活用させるべく奔走している。
空に魅せられ、ドローンで人生が一変した男、榎本幸太郎。その信念に迫る。