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放送内容

#41

浅草開化楼 製麺職人 不死鳥カラス

空前のつけ麺ブームが到来した2000年代。陰の立役者となったのが、1950年創業の製麺所「浅草開化楼」だ。各店舗のスープや漬け汁に合う麺を提供し、ヒット。いつしか、「浅草開化楼」と刻まれた木箱が店頭に積まれることが、「おいしいラーメン屋」の証となった。
この浅草開化楼でレスラーマスクをまとい、製麺を手掛けているのが麺職人・不死鳥カラス。町中華を営む家庭に生まれたカラスは、プロレスラーの活動を経て、実家の仕入れ先でもあった老舗製麺所「浅草開化楼」で働くことに。「誰もやったことのないことをしたい」と、中華麺製造のみを行なっていた工場で、オリジナル麺の研究を始めた。
試行錯誤の末に出来上がった麺を採用したのは、つけ麺屋「六厘舎」。六厘舎が大ブレイクしたことで、つけ麺ブームが到来した。また、中華麺を提供している「銀座八五」は、近年ミシュランガイドに連続で掲載されている。
現在はさらに麺の開発領域を広げ、イタリア料理人樋口敬洋氏と共にパスタ用のオリジナル麺を開発。その麺は噛むと歯切れがよく、小麦の香りが口の中に広がる。さらに、冷めても麺同士がくっつかず、その食感が変わらないという。
オリジナル麺開発に奮闘する、不死鳥カラスの姿に迫った。