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#6

南禅寺・龍安寺・一休寺と禅の心

はるか昔より人々の信仰を集めてきた、いくつかの「禅寺」を巡りながら、そこに秘められたさまざまな物語をひもときます。
鎌倉時代に建てられた、名高い禅寺「南禅寺」。参道を歩くと見えてくるのが、歌舞伎の演目「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」で知られる「三門」。石川五右衛門の“絶景かな絶景かな”という台詞で知られるその場所から、間近に広がる京の街を眺めます。さらに「方丈」を訪れ、白砂が美しい、枯山水の庭を拝見します。南禅寺の境内にある塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小さな寺「金地院(こんちいん)」。そこには、日光と同じく、徳川家康が神としてまつられる「東照宮」があるのです。さらに「開山堂」には、家康が大きな信頼を置いていた「以心崇伝(いしんすうでん)」がまつられているのだとか。そして、南禅寺からほど近い湯豆腐店「奥丹」へ。そこで知る豆腐と禅寺の意外な関係とは?
さらに訪れたのは、「龍安寺」。門をくぐると、風情ある池が目をひきます。そして、誰もがよく知る「石庭」。庭に置かれた、15個の石には、さまざまな言い伝えが残されていました。
「酬恩庵(しゅうおうあん)一休寺」は、とんちの一休さんとして親しまれる「一休禅師(いっきゅうぜんじ)」が再興させ、晩年を過ごした場所。幼い頃の一休禅師の像や、有名な「このはしわたるな」の物語にまつわる橋や、虎の屏風(びょうぶ)を見せていただきます。「方丈」には、一休禅師の晩年の姿を表した木像が置かれていました。そんな一休禅師が、今に伝えたともいわれる「一休寺納豆」や「ぜんざい」をいただきます。その味わいには、仏の教えとの深いつながりがありました。
はるか昔より人々をひきつけてきた禅の心に触れながら、歴史とともに受け継がれるさまざまな物語に出会います。