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#108

伏見稲荷大社から祇園まで
〜西村和彦 自慢の郷めぐり〜

生まれも育ちも京都という俳優・西村和彦さんが、地元にある「とっておきの場所」をご案内。旅の始まりは、西村さんの実家がある稲荷山。伏見稲荷大社の御神域でもある稲荷山の中腹に、江戸時代の終わり頃から続く茶店の家に生まれ、幼少期から稲荷山を遊び場に育った西村さん。今回の旅では、そんな思い出の場所を訪れながら、自らの原点ともいえる京都を案内していただきます。
まず訪ねたのは、皇室ゆかりの名刹「泉涌寺」。西村さん曰く、「凄い傑作がギュッと詰まったお寺」。なかでも少年時代から心惹かれていたという「白衣観音」には特に思い入れがありました。さらに今回特別に、普段は非公開の「舎利殿」へ。狩野山雪による巨大な天井画「雲龍図」の下で、迫力ある鳴き龍を体験します。

泉涌寺の塔頭「悲田院」では、鎌倉時代の仏師・快慶が手がけた仏像と対面。近年になって快慶作と判明した貴重な仏像。その本来の意外なお姿とは?
食のおすすめは洋食レストラン「アンプリュス」。ここは、西村さんの高校時代の同級生がオーナーシェフを務める店。同級生のオーナーシェフ有馬さんは、
名店「ぎをん萬養軒」で30年間、腕を磨き、料理長まで務めたという実力派。じっくり3週間かけて仕上げたデミグラスソースで味わうハンバーグは、まさに大人のごちそう。さらに、高校の文化祭で西村さんが書いた演劇の台本が登場し、青春時代の思い出話にも花が咲きます。
そして伝統とハイカラが交差する祇園では、半世紀以上親しまれるブティック「アベック・タロ」へ。世界的なデザイナーが自ら手作りした、フランスの感性と京都の風情が融合したオシャレな帽子に、西村さんも興味津々。
そして最後は稲荷山の奥へ向かい、これからの季節にぴったりな癒やされる場所へ。そこにあるのは、人々の信仰を集めてきた、西村さんのとっておきのスポット。西村和彦さんが案内する、地元愛あふれる京都旅。どうぞお楽しみに。