番組表

バックナンバー

#123

未来を担う 都の新名所巡り

いにしえの神社仏閣が多く残る京都。その一方で、新しいものを積極的に受け入れる“新しもの好き”の街でもあります。今回の旅人・西村和彦さんが案内するのは、そんな京都の「古い」と「新しい」が響き合う、温故知新の旅です。
最初に訪れたのは、「京都市青少年科学センター」。昭和44年の開館以来、時代の最先端技術を展示し、家族で楽しく学びを体験できる場所として親しまれています。子どもの頃からこの場所に通っていた西村さんは、懐かしい科学の仕組みを使った展示「2進法による数あて」や「パラボラ型空中電話機」に再会。さらに最新のプラネタリウムで、放送日の夜空を鑑賞します。
続いて訪れたのは、創業180年以上の老舗「孝太郎の酢」。もともとは西陣織の染物の色落ちを防ぐためにお酢を作っていたことが始まりという、京都らしい歴史を持つ店です。ここで西村さんは、自分だけの味を作れる「Myぽん酢」作りを体験。出来上がったのは「貴女の知らないぽん酢」。鍋にピッタリだというそのお味は?
明治創業の鳥料理店「とり伊」は、水炊きと鉄板焼きを同時に味わえるユニークな鍋が特徴の“むつみ焼き”が話題の店。上質の牛ロースと野菜を鉄板で焼き、同じく徳島産の鶏肉をコラーゲンたっぷりの特製スープで煮込む水炊きをいただきます。

“日本映画発祥の地”のひとつである京都で、映画の原点を体験できるのが「おもちゃ映画ミュージアム」です。劇場で上映された無声映画を20秒から1分程の短いフィルムに編集した「おもちゃ映画」や、映像の始まりに関する貴重な資料を拝見します。
旅の締めくくりは、大人の世界へ。日本初のジン専門蒸溜所・京都蒸溜所が手がける「季の美」を訪ねます。米から原酒となる蒸溜酒を造ることで滑らかな口当たりを実現している「季の美」は、京都の素材を使って造られるクラフトジンです。テイスティングセミナーを体験し、そのこだわりを体感します。
時代を超えて進化を続ける“未来を担う都の新名所”を巡ります。


【専門家出演者】
谷野 陽子さん
林 真希子さん
平野 善敏さん
正木 健夫さん
太田 光男さん
佐久間 雅志さん